SDGsの進捗 “達成か順調”は17% 国連事務総長「許しがたい」

AI要約

国連はSDGs=「持続可能な開発目標」の進捗状況を公表。グテーレス事務総長は17%しか順調でないことを批判。

2030年までの達成目標の進捗は17%。平和、気候変動、国際金融の強化が課題。

各国にSDGsの達成に向けて行動を加速するよう求める。破壊と戦争から人々と平和への投資への転換が必要。

国連はSDGs=「持続可能な開発目標」の進捗状況を公表しました。グテーレス事務総長は順調と評価できるのはわずか17%だと指摘し、「許しがたい」と批判しました。

国連 グテーレス事務総長

「SDGsの目標のうち、軌道に乗っているのはわずか17%。3分の1以上の進捗が停滞しているか後退している。前例のない豊かさ、知識、技術を持っている世界において、これほど多くの人々の基本的ニーズが否定されるのは、言語道断であり、許しがたい」

 2030年までの達成を目指すSDGsの135項目の進捗について、国連は、「達成または順調」と評価した割合を約17%と公表しました。

 グテーレス事務総長は特に「平和の確保、気候変動への対応、国際金融の強化に失敗している」と強調し、SDGsの達成に向けた行動を加速させるよう各国に求めました。

 また、ガザやウクライナ、スーダンの状況に触れ、「破壊と戦争への支出から、人々と平和への投資に軸足を移す時だ」と述べました。