ウクライナ平和サミット、92カ国・8機関から参加 スイス政府発表

AI要約

ウクライナへのロシアの全面侵攻を受け、平和をもたらすための「平和サミット」がスイスで始まる。

サミットでは核の安全性、食料安全保障、捕虜や被拘束者の帰還が議題になる。

しかし、領土保全の回復やロシア軍の撤退は含まれていない。

ウクライナ平和サミット、92カ国・8機関から参加 スイス政府発表

 ロシアの全面侵攻を受けるウクライナに平和をもたらすための「平和サミット」が15日、スイス中部ルツェルン近郊のビュルゲンシュトックで始まる。主催するスイス政府は14日夕、92カ国の首脳・閣僚らと、八つの国際機関の代表が参加すると発表した。

 この会合では「核の安全性」「食料安全保障」「捕虜やロシア側に連れ去られた人びとの帰還」という三つの主な議題を2日間の日程で話し合う。いずれもウクライナが重視する10項目の「平和の公式」に含まれるものだが、多くの国の参加を促すために、公式の重要項目である「領土保全の回復」や「ロシア軍の撤退」は議題に含まれていない。