# 哲学

蛭子能収さんをショートステイに…決断した家族の葛藤・気持ちの変化
2024.06.22

蛭子能収さんをショートステイに…決断した家族の葛藤・気持ちの変化

認知症を公表した漫画家・タレントの蛭子能収さんと、妻の悠加さん。介護保険サービスを利用しながら仕事を続けることになりました。夫婦の関係も以前とは変わったそうです。現在とこれからについてお話を聞きました。※インタビューは2022年11月に行いました。認知症を公表したこ

スヌーピーと一緒に考える「悪いひとってどんな人?」
2024.06.22

スヌーピーと一緒に考える「悪いひとってどんな人?」

 “「ピーナッツ(PEANUTS)」には、わたしたちのとるに足らない、そして簡単にわりきれず、複雑で、なやみと笑いに満ちた日々が、えがかれている。えらそうじゃない、切実で手のひらサイズな問いが、登場人物の口からこぼれている。彼らは「答え」をくれるのではなく「問い」をつぶやく。教え

死は怖くないですか? 意識をコンピュータにアップロードできれば、そこにはデジタル不老不死の世界が!
2024.06.22

死は怖くないですか? 意識をコンピュータにアップロードできれば、そこにはデジタル不老不死の世界が!

 意識を宿す脳は、すこしばかり手のこんだ電気回路にすぎない。であれば、脳の電気回路としての振る舞いを機械に再現することで、そこにも意識が宿るに違いない。多くの神経科学者はそう考えている。 問題は、ヒトの意識のコンピュータへの移植、いわゆる「意識のアップロード」である。仮にそれがか

マイヨール氏の遺言 「イルカの心」 とは? 言語超えた意思疎通
2024.06.22

マイヨール氏の遺言 「イルカの心」 とは? 言語超えた意思疎通

 映画「グラン・ブルー」のモデルで、人類史上初めて素潜りで水深100メートルを超える記録をつくったジャック・マイヨール(2001年に74歳で死去)は、晩年を千葉県館山市の海辺で主に過ごした。彼が提唱した「ホモ・デルフィナス(イルカの心をもった人間)」とは、どのような理念だったのか。彼の日本での

チェスや碁に続き「短歌」もAIが…?短歌をつくるときに「AI」をどう活用できるのか?
2024.06.22

チェスや碁に続き「短歌」もAIが…?短歌をつくるときに「AI」をどう活用できるのか?

 令和の世で、空前のブームとなっている「短歌」。 そしてもはや私たちの日常にも深く入り込んでいる「AI」。 感情を持っていないはずのAIが、どうやって、まるで人のように短歌を詠めるようになるのか。そこで見えてきたAIと人との幸福な関係性とは? ーー〈短歌AI〉の開発

スヌーピーと考える、「何者でもないぼく」を愛するということ
2024.06.22

スヌーピーと考える、「何者でもないぼく」を愛するということ

 スヌーピーで知られる「ピーナッツ(PEANUTS)」は、漫画家チャールズ・M・シュルツ原作で1950年から半世紀にも渡り新聞連載され、個性的なキャラクターとともに世界的に愛され続けている。 思いやりがあり優しいが、優柔不断であれこれ考えこむタイプのチャーリー・ブラウン。いつも自

《オリジナリティの強烈さはピカソ以上》「20世紀最大の個性派」デ・キリコの画業を追え
2024.06.22

《オリジナリティの強烈さはピカソ以上》「20世紀最大の個性派」デ・キリコの画業を追え

 人の姿が見えない都市の風景や、まるで生きているかのようなマネキン人形のポートレート……。美しくも摩訶不思議な画面を眺めていると、絵の中に吸い込まれ戻って来られない気がして、背筋がヒヤリとする。 納涼にもよさそうな絵画の数々を観られる展覧会が、東京上野の東京都美術館で開催中だ。ジ

いまの100万円を10年後、1400万円に増やす方法とは…バフェットが「複利効果」と「ゴールに着くことの重要性」を説くその理由
2024.06.22

いまの100万円を10年後、1400万円に増やす方法とは…バフェットが「複利効果」と「ゴールに着くことの重要性」を説くその理由

 インディアナポリス500マイルレースは、インディ500と略されて呼ばれることも多い。モナコグランプリ、ル・マン24時間レースと共に、世界三大レースの一つに数えられることもあるビッグ・レースだ。 バフェットは、このレースのある勝者のコメントを紹介している。 インタビ

森口博子 人生の金言授けてくれた同郷の大スター「すてきでしょう?肩の力がすーっと抜けて」
2024.06.21

森口博子 人生の金言授けてくれた同郷の大スター「すてきでしょう?肩の力がすーっと抜けて」

 歌手でタレントの森口博子(56)が、21日放送のTBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(金曜後8・55)に出演し、同郷の大スターから授かった2つの金言を明かした。 85年に「水の星に愛をこめて」でCDデビュー。しかし、当時の女性アイドルは冬の時代で、「ザ・ベストテン」など

ひとり歩きした二文字…黒田監督が放ったメッセージの意味を深掘り 「正義」はコンセプトの象徴【コラム】
2024.06.21

ひとり歩きした二文字…黒田監督が放ったメッセージの意味を深掘り 「正義」はコンセプトの象徴【コラム】

 言葉が独り歩きした感が否めない。それだけサッカーの世界では異彩を放つ、強すぎるほどの響きを伴っていたからだろう。言葉とはFC町田ゼルビアの黒田剛監督が言及した「正義」の二文字に他ならない。 発端は敵地・日産スタジアムで3-1の逆転勝利をもぎ取ってJ1リーグの首位をキープした、1

「速く、勇猛に、主導する」…大韓サッカー協会2033年までに世界トップ10目標
2024.06.21

「速く、勇猛に、主導する」…大韓サッカー協会2033年までに世界トップ10目標

「速く、勇猛に、主導する」。大韓サッカー協会がU-23(23歳以下)をはじめとする年齢別代表チーム運営システム改善案を発表した。最近、10回連続のオリンピック(五輪)男子サッカー本大会進出に失敗したからだ。韓国サッカーは4月、パリ五輪本大会進出を逃したが、これは1984年LA五輪以来40年ぶり

映画『九十歳。何がめでたい』前田哲監督が語る、主演・草笛光子と原作者・佐藤愛子氏の共通点 “潔く、きれいに生きる”人生の哲学
2024.06.21

映画『九十歳。何がめでたい』前田哲監督が語る、主演・草笛光子と原作者・佐藤愛子氏の共通点 “潔く、きれいに生きる”人生の哲学

 作家・佐藤愛子氏のベストセラーエッセイ『九十歳。何がめでたい』(小学館)が映画化。映画『九十歳。何がめでたい』(製作幹事:TBS 配給:松竹)は6月21日(金)に全国公開となる。佐藤氏を演じるのが、ちょうど90歳を迎えた草笛光子氏というのも話題だ。前田哲監督は、バイタリティ溢れる草笛氏に元気

アインシュタインはなぜ相対性理論にたどり着いたのか?その思考の背景にはあった当時の科学界が解明できなかった謎
2024.06.21

アインシュタインはなぜ相対性理論にたどり着いたのか?その思考の背景にはあった当時の科学界が解明できなかった謎

 宇宙空間の歪みとして捉えられた謎の重力波の存在。これは、ナノヘルツという非常に長い周期の重力波でした。世界に衝撃を与えたこの観測事実から最新の宇宙論を紹介する話題の書籍『宇宙はいかに始まったのか ナノヘルツ重力波と宇宙誕生の物理学』。この記事では現代の物理学でも最大の謎の一つとされている「重

「想像してみてください」マネキンは予言者なのかもしれない…何がなんだか分からない“奇妙な絵”がもつ意味
2024.06.21

「想像してみてください」マネキンは予言者なのかもしれない…何がなんだか分からない“奇妙な絵”がもつ意味

 一つ一つの要素は何であるか分かるのに、全体としては何がなんだか分からない奇妙な絵です。作者のジョルジョ・デ・キリコ(1888-1978)は見慣れている物たちを、あえて意味や関係性が不明瞭な構成で描きました。このような表現はショーペンハウアーやニーチェの哲学を反映したもので、自ら「形而上絵画」

草笛光子さん90歳!芸歴75年目…悲しみも、寂しさも、誇らしさも、 すべて受け入れて「今」
2024.06.20

草笛光子さん90歳!芸歴75年目…悲しみも、寂しさも、誇らしさも、 すべて受け入れて「今」

ここまで年を重ねてきた喜びも、悲しみも、寂しさも、誇らしさも、すべて受け入れて自分を明るくリードしていく女優として70年以上にわたり第一線で活躍を続け、2023年に90歳を迎えた草笛光子さん。これまでの歩みを振り返りながら、90歳となった

「わたしは死にたくない……でも、これを解き明かせるなら死んでもいい」とまで科学者が考えるものとは?
2024.06.20

「わたしは死にたくない……でも、これを解き明かせるなら死んでもいい」とまで科学者が考えるものとは?

 意識を宿す脳は、すこしばかり手のこんだ電気回路にすぎない。であれば、脳の電気回路としての振る舞いを機械に再現することで、そこにも意識が宿るに違いない。多くの神経科学者はそう考えている。 問題は、ヒトの意識のコンピュータへの移植、いわゆる「意識のアップロード」である。仮にそれがか

「天性の勝負師はいない。勝負師はつくられるもんや」勝負強さは“上手” “下手” とは別物?【“甦る伝説”杉原輝雄の箴言集⑩】
2024.06.20

「天性の勝負師はいない。勝負師はつくられるもんや」勝負強さは“上手” “下手” とは別物?【“甦る伝説”杉原輝雄の箴言集⑩】

1960年代から2000年代初頭まで、50年の長きに渡って躍動した杉原輝雄。小柄な体、ツアーでは最も飛ばない飛距離で、当時トーナメントの舞台としては最長の距離を誇る試合で勝ったこともある。2打目をいちばん先に打つのだが、そのフェアウェイウッドが他の選手のアイアンより正確だった。ジャンボ尾崎が唯

なぜ戦争に訴える?ロシアの根源感情を読み解く ロシア独特の「陰鬱」や「憂鬱」の背景
2024.06.19

なぜ戦争に訴える?ロシアの根源感情を読み解く ロシア独特の「陰鬱」や「憂鬱」の背景

ロシアの文明を特徴づける精神性があるとしたら、それはドストエフスキーが描いたような「地下生活者」が、陰鬱さからの解放を求める狂気かもしれません。文明論者の佐伯啓思氏がロシアの根源感情を読み解きます。※本稿は、佐伯啓思氏著『神なき時代の「終末論」』から一部を抜粋・編集したものです。

「働くことの解像度」を上げる「プロレス的思考法」 相手がいてこそ私たちは「闘う」ことができる
2024.06.19

「働くことの解像度」を上げる「プロレス的思考法」 相手がいてこそ私たちは「闘う」ことができる

奈良県東吉野村への移住実践者で、人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」主催者の青木真兵氏が、このほど新刊『武器としての土着思考:僕たちが「資本の原理」から逃れて「移住との格闘」に希望を見出した理由』を上梓した。誰かとの比較でしか自分の価値が測れなくなっている現代の問題点と、そこから脱する思考法を青

一流企業の社員は絶対に使わない、四流企業の社員が使いがちな「口癖」とは?
2024.06.19

一流企業の社員は絶対に使わない、四流企業の社員が使いがちな「口癖」とは?

 「一流」がやらない仕事術――。一流と四流は“やらないこと”に違いがある。「一流」の経営者は、格下の相手が敬意を表した場合のみ知恵を授け、ギラギラせずに美しくお金を稼ぐ。そして「お客様は神様」という精神を忘れないという。本稿は、千田琢哉『一流の人が、他人に何を言われても やらなかったこと。』(