「速く、勇猛に、主導する」…大韓サッカー協会2033年までに世界トップ10目標

AI要約

大韓サッカー協会がU-23代表チーム運営システム改善案を発表。過去の五輪出場失敗を受けての措置で、監督の役割強化や年齢別チーム間の連携を重視。

協会は「速く、勇猛に、主導する」という技術哲学を打ち出し、2033年の世界トップ10入りを目標に掲げる。選手の個々の成長と特性の発揮に重点を置く方針を示した。

U-23、U-20、U-17代表チームとA代表チームの連携を強化し、同じ方向性を持つことを強調。サッカー技術哲学を基に、代表チーム運営体系の一貫性と統一性を追求する姿勢を示した。

「速く、勇猛に、主導する」…大韓サッカー協会2033年までに世界トップ10目標

「速く、勇猛に、主導する」。大韓サッカー協会がU-23(23歳以下)をはじめとする年齢別代表チーム運営システム改善案を発表した。最近、10回連続のオリンピック(五輪)男子サッカー本大会進出に失敗したからだ。韓国サッカーは4月、パリ五輪本大会進出を逃したが、これは1984年LA五輪以来40年ぶりだ。特にインドネシアに敗れて脱落し、サッカー界内外の衝撃が大きかった。

これにを受け、サッカー協会は20日、ソウル鍾路区(チョンノグ)のサッカー会館で、韓国サッカーの技術哲学と政策、年齢別代表チーム運営システム改善案などを公開した。協会は危機意識を持って代表チーム運営体系改善案を用意した。主な内容は、U-23代表の場合、一人の監督が総括的に導く中、アジア競技大会コーチと五輪コーチを別に置くことだ。アジア競技大会を準備するU-23、U-22コーチのほか、U-21担当コーチを構成し、アジア競技大会にまい進する時期にも五輪に対応した年齢選手管理の空白を解消するという趣旨だ。

チョ・ジュンホン協会国家代表運営チーム長は「五輪に焦点を合わせてアジア競技大会をU-21代表チームで行う案も考慮したが、国内の現実上アジア競技大会が重要になるため、最精鋭メンバーで金メダルを取りにいくべきという結論に至った」と説明した。チョ・チーム長は「選手らを集めて一緒にする時間がAマッチ期間しかなく現実的な困難があるが、監督の力量と協会の意志、テクニカルディレクターと監督、コーチ陣がよく協業して哲学を共有し、毎回の練習をうまく導くことで、こうした懸念を克服できるだろう」と述べた。

協会は政策方向の一貫性と体系的なシステムがないという現実診断の中、この日「速く、勇猛に、主導する」という韓国サッカー技術哲学も発表した。具体的には「2033年の世界トップ10入り」などの目標が提示された。李林生(イ・イムセン)協会技術理事は「サッカー哲学とゲームモデルに基づいてA代表チームとU-23、U-20代表チームの連係性を持って進んでいく。U-17まで年齢別代表チームは才能のある選手を発掘し、世界的なレベルの経験を通じて個人の成長と特性の発現に重点を置く」と明らかにした。李理事は代表チームの「同じ方向性」を強調し、「A代表チームと方向性が異なればU-23、U-20代表チームの監督として来ることはできないはず」とも話した。