31歳角田夏実、階級変更に挑み勝ち取った初舞台で金メダル 2004年アテネの谷亮子以来、20年ぶり女子48キロ級V 日本選手団夏500個目【パリ五輪】

AI要約

角田夏実が柔道女子48キロ級で金メダルを獲得し、日本選手団として500個目のメダルをもたらす。

20年ぶりの女子48キロ級金メダル獲得で、谷亮子以来の快挙を達成。

31歳の角田はスピードとパワーを兼ね備え、世界トップに立っている。

31歳角田夏実、階級変更に挑み勝ち取った初舞台で金メダル 2004年アテネの谷亮子以来、20年ぶり女子48キロ級V 日本選手団夏500個目【パリ五輪】

 ◆パリ五輪・柔道女子48キロ級(27日、シャンドマルス・アリーナ)

 昨年まで世界選手権を3連覇中で、五輪は今回が初出場の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)が決勝でバブードルジ(モンゴル)を破り金メダルを獲得した。これで日本選手団として夏季五輪で通算500個目となるメダル。メモリアルな勝利を収めた。

 女子48キロ級の金メダルは「ヤワラちゃん」の愛称で親しまれた谷亮子が2004年アテネ五輪で獲得して以来、20年ぶり。同級は谷が08年北京五輪まで5大会続けて出場して全て表彰台に立った日本の〝お家芸階級〟。遅咲きの才能がパリの畳で復活に導いた。

 開幕前には「いつもの試合では感じられないような緊張や不安がある。それを楽しめるくらいの準備をしてきた」としていたが、初戦から3試合連続で一本勝ち。準々決勝では世界ランク5位で開催国のシリーヌ・ブクリ(フランス)に対し、開始1分の巴投げで一本勝ちするなど実力を示した。準決勝のバブルファト戦(スウェーデン)はゴールデンスコアにもつれたが勝利を収めた。

 31歳の角田は19年に52キロ級から48キロ級に転向。激しい国内選考を避けるためだったが、スピードのある小柄な選手たちをパワーでねじ伏せ、ともえ投げと関節技を駆使するスタイルで一気に世界のトップに立ち、柔道強豪国のフランスでも力を示した。

【#OTTOパリ五輪情報】