南北海道代表・札幌日大と北北海道代表・白樺学園が道庁を表敬訪問 南北代表として共闘誓う

AI要約

南北海道代表の札幌日大と白樺学園が北海道庁を訪問し、甲子園出場を祝福し合った。

かつて小中学時代のチームメートだった高橋と宮坂は、バッテリーを組みながら甲子園を目指して共闘する。

チームが離れても連絡を取り合い、甲子園出場に向けてそれぞれ準備を進めている。

南北海道代表・札幌日大と北北海道代表・白樺学園が道庁を表敬訪問 南北代表として共闘誓う

 第106回全国高校野球選手権(8月7日開幕、甲子園)に出場する南北海道代表の札幌日大と北北海道代表の白樺学園が25日、北海道庁を表敬訪問した。札幌日大・高橋諒太捕手(3年)と白樺学園・宮沢拓実投手(3年)は小、中学時代のチームメートでバッテリー。南北代表として、共闘を誓った。

 札幌日大・高橋と白樺学園・宮坂は互いに目が合うと、2人ともニヤッと笑った。着ているユニホームは違うが、ともに甲子園出場を決めた証しの金メダルを首からぶら下げて、北海道庁での再会。高橋は「南北で学校は違うけど、宮坂と一緒に甲子園に行けて、中学校のチームの関係者とか指導者に恩返しできた。良かった」と喜んだ。

 札幌川北小、札幌北都中と同じ学校に通い、ポルテ札幌東でバッテリーを組んだ。中学時代、宮坂がエースで3番、高橋が4番捕手で主軸を担っていた。当時を宮坂は「お互いわがままで、どっちか崩れたら一緒にどんどん崩れた。ケンカもした」と懐かしむ。札幌日大・林佑樹外野手(3年)も所属していたチームは違えど同じ中学出身。「(両校合わせてメンバー)40人中3人が札幌北都中。お互いいい結果を出して、いい報告ができたら」と思い描いた。

 チームが離れても連絡を取り合う仲。21日に南大会決勝で札幌日大が優勝を決め、宮坂は高橋に祝福のLINEを送った。23日の北大会決勝は「練習中だったので、終わってから知って、うれしかった。『おめでとう』って感じで」と、高橋は照れくさそうに言った。

 目指していた甲子園。高橋は南大会準決勝北照戦(1-0)で決勝打を放ち、攻守で貢献。宮坂は北大会2試合で先発し、出番に備える。「甲子園に行っても、今までどおりのプレーができれば」と声をそろえていた。【保坂果那】