熊本工が3年ぶりVなるか 今春センバツ出場の熊本国府は2季連続出場狙う/熊本決勝見どころ

AI要約

熊本工は23度目の夏の甲子園出場を狙う強豪校で、エース山本凌雅投手が勢いに乗る状態。

熊本国府は2季連続出場目指し、初の甲子園出場がかかる。エース坂井理人投手がチームを牽引している。

熊本工と熊本国府の激戦が予想される、伝統校対九州王者の決勝戦。

<高校野球熊本大会:熊本工-熊本国府>◇25日◇決勝◇リブワーク藤崎台

 熊本工が県勢最多23度目の夏の甲子園出場を狙う。

 今大会はここまで4試合で失点はわずか2。エース山本凌雅投手(2年)が2戦連続で完投中(1完封)と勢いに乗る。

 最速138キロも、カットボールにスライダー、スプリット、カーブなど5種類の多彩な変化球が持ち味だ。打線も少ないチャンスをモノにする勝負強さを発揮し、夏は3年ぶり決勝進出を果たした。

 熊本国府は2季連続出場を目指し、夏は初の甲子園出場がかかる。

 昨秋は九州大会を制し、今春センバツに出場。春夏通じて甲子園初出場ながら初戦で近江(滋賀)を延長10回タイブレークの末、1点差勝負で下した。

 エース坂井理人投手(3年)がチームの大黒柱。今大会4試合すべてに先発し、計27回1/3を2失点。防御率0・66をマークする。

 就任4年目を迎えた熊本国府の山田祐揮監督(31)は熊本工出身だ。高2夏の09年に甲子園出場を果たし、左翼手で途中出場した。監督就任後、母校とは公式戦初対戦となる。

 伝統校の熊本工か、昨秋の九州王者・熊本国府か。激戦の決勝が予想される。