燃料デブリ試験的取り出し2日目 釣り竿型装置、格納容器に向け約2.3メートル進む 東京電力福島第一原発

AI要約

福島第一原発で燃料デブリの取り出し作業が始まり、2日目には順調に進展している。

作業は負担軽減のため1日2時間ずつ行われ、回収までには2週間以上かかる見込み。

13年半を迎える東日本大震災からの復興作業が継続中である。

燃料デブリ試験的取り出し2日目 釣り竿型装置、格納容器に向け約2.3メートル進む 東京電力福島第一原発

9月11日で、東日本大震災から13年半です。

原発事故が発生した福島第一原発では、廃炉の最難関とされる燃料デブリの試験的な取り出し作業が10日、始まりました。2日目の11日も午前6時半すぎから午前8時ごろまで作業が行われ、東京電力は、2本目の押し込みパイプを継ぎ足し、取り出しに使う釣り竿型の装置を、格納容器に向けおよそ2.3メートル進めました。

12日はさらに1.7メートルほど進め、装置の先端およそ50センチが格納容器内に入る予定です。

作業は作業員の負担軽減のため、1日2時間を目安に行われ、デブリを回収するまでには、順調に進んでも2週間以上かかるとみられています。