福島第一原発2号機の「燃料デブリ」の取り出し 正式に開始 東京電力

AI要約

東京電力は福島第一原発のデブリ取り出し作業を正式に再開した。

作業は過去のミスにより延期されていたが、新たな準備作業を経て再開された。

デブリ取り出しは2週間後を目標に進められる予定だが、約3年の遅れがある。

福島第一原発2号機の「燃料デブリ」の取り出し 正式に開始 東京電力

 東京電力は8月、準備作業段階で中断していた福島第一原発のデブリ取り出しについて、午前7時20分に正式に開始したと発表しました。

 東京電力は福島第一原子力発電所・2号機の「燃料デブリ」の試験的取り出しについて、8月22日にデブリをつかむ装置を送り込むパイプの順番の間違いに気付き、準備作業を中断していました。

 東京電力は9月10日午前6時半に準備作業を始め、午前7時20分にデブリをつかむ装置が格納容器の外側の隔離弁に達したことから、正式にデブリ取り出しを開始したと発表しました。

 東京電力は、2週間後を目標にデブリを回収したい考えです。燃料デブリの取り出しは装置の改良などで延期が繰り返され、約3年遅れています。(ANNニュース)