福島第一原発 燃料デブリの試験的取り出し始まる(福島)

AI要約

福島第一原発2号機での燃料デブリ取り出し作業が着手されました。

作業は11日で13年半ぶりの初めての試みであり、工程表の最終段階へ移行しました。

東京電力は最短でも2週間かけてデブリを取り出す予定です。

福島第一原発 燃料デブリの試験的取り出し始まる(福島)

原発事故の発生から11日で13年半となるのを前に、初めての作業に着手です。

福島第一原発2号機で、準備段階で中断されていた燃料デブリの試験的な取り出しが始まりました。

東京電力は、2号機の燃料デブリの試験的取り出しに向け、取り出し装置を格納容器に押し込む作業をけさ再開しました。

取り出し装置は、午前7時20分に格納容器の中と外を隔てている「隔離弁」を通過し、隔離弁から内側に60センチほど進んだ位置で留まっているということです。

燃料デブリの試験的取り出しは当初、8月22日に着手する予定でしたが、装置を送り込むパイプをつなぐ順番を誤り、延期されていました。

東京電力は最短でも2週間ほどかけて3g以下のデブリを取り出す計画です。

燃料デブリの取り出しは廃炉の最大の難関とされ、今回の着手により廃炉作業は工程表の最終段階へと移行しました。