対馬丸撃沈された時刻に夜の慰霊祭

AI要約

太平洋戦争末期に学童疎開船「対馬丸」が米軍潜水艦に撃沈された事件から80年の節目を迎え、対馬丸記念館で夜の慰霊祭が行われた。

慰霊祭では遺族や親族が参列し、犠牲者を悼み静かな祈りが捧げられた。

参列者は焼香の代わりに鳩の折り紙を手に取り、平和の象徴として撃沈地点の方向に向かい手を合わせた。

対馬丸撃沈された時刻に夜の慰霊祭

太平洋戦争の末期、学童疎開船「対馬丸」が米軍の潜水艦に撃沈されてから80年の節目を迎えた8月22日、対馬丸記念館では攻撃を受けた時間に合わせ、夜の慰霊祭が営まれました。

▽対馬丸記念館 高良政勝代表理事:

「暗い海の中にみんな放り出されたわけです。本当に地獄とはこんなものかというような修羅場だったんじゃないか」

対馬丸の悲劇から80年となった22日夜、那覇市の対馬丸記念館の屋上で営まれた慰霊祭には遺族や親族らが参列しました。午後10時12分、対馬丸が魚雷攻撃を受けた時刻に犠牲者を悼み、静かな祈りが捧げられました。参列者は焼香の代わりに平和の象徴である鳩の折り紙を手に取り、撃沈された地点の悪石島沖の方向に向かい手を合わせました。