写真や折り鶴展示 広島、長崎のパネル16点 鳥取市役所

AI要約

平和の大切さや原爆の悲惨さを伝えるパネル展が、鳥取市役所で開催中。展示されている写真や折り鶴により被爆の実態が伝えられている。

被爆者の中で子どもや女性、高齢者が多かったことが紹介されており、被爆の実態をより身近に感じることができる展示となっている。

被爆の実態を伝えることの重要性や、家族で平和について考えるきっかけとなる展示が16日まで開催されている。

写真や折り鶴展示 広島、長崎のパネル16点 鳥取市役所

 平和の大切さや原爆の悲惨さを伝えるパネル展が、鳥取市役所の情報スペースで開かれている。非核平和都市宣言推進鳥取市実行委員会が毎年開催。写真パネル16点と同市内の全小学校、義務教育学校の児童が折った折り鶴が展示されている。16日まで。

 原爆投下直後や翌日の長崎、広島両市内で撮影された写真が展示されており、突然命を奪われてしまった人や、重いやけどにより歩けなくなった負傷者など、被爆の実態が分かる内容となっている。

 1945年末までに両市で亡くなった被爆者のうち、64%が子どもや女性、高齢者だったことも紹介している。同委員会の事務局を務める鳥取市総務課は「被爆者が高齢化する中、被爆の実態を伝えないといけない。家族で平和について考えてもらえれば」と話した。