【速報】兵庫・斎藤知事 続投の意志「変わりはない」 19日に『不信任決議案』提出・可決の見通し 決断に「知事は孤独な面もある」辞職か議会解散か明言避ける

AI要約

兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラ疑惑に直面し、不信任決議案が提出される中、斎藤知事は続投の意思を示している。

県議会の解散や出直し選挙については明言を避けており、決断は法律に基づいて判断すると述べている。

議会からの辞職要求が出されており、不信任案の可決が見込まれているが、斎藤知事は解散や辞職を否定している。

 兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラなどの疑惑に対し、県議会が「不信任決議案」を2日後の本会議初日に提出する方針の中、斎藤知事が17日、県庁で記者団の取材に応じ、続投の意思に「変わりはない」と話しました。

 記者団から議会の解散や出直し選挙について問われた斎藤知事は、「自分がどう対応していくかは法律の規定に基づいて考えて判断していく」と繰り返し、辞職するか解散するかの明言を避けました。決断の際に、相談できる相手がいるかを問われると、「知事はやはり孤独な面もある。不信任決議案が出た場合、自分のことですから、政治家としての対応をどうするか決断することになる」と語りました。

 斎藤知事のパワハラなどの疑惑をめぐっては、9日に兵庫県議会・第二会派の「維新」が、12日に兵庫県議会の最大会派「自民」のほか、公明、ひょうご県民連合、共産、無所属議員が辞職を求める申し入れを行い、県議86人全員から「辞職要求」される異例の事態となっています。

 各会派は19日の本会議初日に知事の不信任決議案を提出する方針を固め、不信任案は可決される見通しとなっています。可決されれば知事は辞職か、議会の解散かを選ぶことになります。

 一方、斎藤知事はこれまで「県政の改革を進める」などとして一貫して辞職を否定し、不信任案が可決された場合、「法律に基づいて判断する」として、議会を解散する可能性についても否定していませんでした。