# 被爆体験

岸田首相、被爆体験者と初の面会へ 救済問題への見解に注目集まる
2024.07.01

岸田首相、被爆体験者と初の面会へ 救済問題への見解に注目集まる

 長崎の爆心地から12キロ以内で原爆に遭いながら被爆者と認められていない被爆体験者が、長崎原爆の日(8月9日)に長崎を訪れる首相らと面会し、救済を直接訴える見通しになった。首相らが被爆者団体代表から要望を聞く恒例の場に被爆体験者も出席する。首相が被爆体験者と面会するのは初めてで、救済の問題にど

「先がない…パフォーマンスで終わらないで」総理大臣と被爆体験者の初面会決まる
2024.07.01

「先がない…パフォーマンスで終わらないで」総理大臣と被爆体験者の初面会決まる

ことしの8月9日「長崎原爆の日」に、被爆体験者が総理大臣と初めて面会することが決まり、1日要望事項についての話し合いが行われました。8月9日の平和祈念式典後に例年行われている総理と被爆者団体との面会。ことしは国が定めた被爆地域外にいて被爆者と認められていない「被爆体験者」も同席す

原爆「生き証人」語る決意 世界平和巡礼から60年
2024.07.01

原爆「生き証人」語る決意 世界平和巡礼から60年

 1964年4~7月、広島と長崎の被爆者25人が当時の米国やソ連、東西ドイツなど8カ国150都市を巡り、被爆証言をした「広島・長崎世界平和巡礼」から今年で60年となった。参加した広島市の阿部静子さん(97)は「うつむきながら暮らしていた私に、巡礼は勇気や自信をくれた。『原爆の生き証人』として語

「結婚当初は元気だったのに」被爆した妻は足の先を切断した 闘病生活を語った夫の涙
2024.06.26

「結婚当初は元気だったのに」被爆した妻は足の先を切断した 闘病生活を語った夫の涙

 平和の尊さを伝える「原爆と戦争展」が京都市右京区の本願寺・角坊で開かれた。このほど、中京区の川越義夫さん(87)が講演し、長崎への原爆投下で被爆した妻の闘病生活を振り返った。 7年前に亡くなった妻潔(ゆき)子さん(享年79)は1945年8月9日、国民学校3年の時に長崎市で被爆。

長崎放送、福島で「低線量被ばくが横たわる」と報道。記事の一部を削除も、ミスリードの恐れ。取材への回答は
2024.06.25

長崎放送、福島で「低線量被ばくが横たわる」と報道。記事の一部を削除も、ミスリードの恐れ。取材への回答は

長崎県の地元局「長崎放送(NBC)」(長崎市)が配信した記事「福島原発事故とも絡む被爆体験者の救済 波紋呼ぶ“低線量被ばく”の評価」(見出しは当時)にSNS上で疑問の声が集まっている。記事には当初、「低線量被ばくが横たわる福島」や「低線量被ばくの健康影響がないと言ったら原発に恩恵

「黒い雨」調査結果、丁寧に説明 長崎の被爆体験者巡り、厚労相
2024.06.25

「黒い雨」調査結果、丁寧に説明 長崎の被爆体験者巡り、厚労相

 国の指定地域外で長崎原爆に遭い被爆者認定されていない「被爆体験者」を巡り、厚生労働省が地元所蔵の体験記の調査で「黒い雨」など雨や降下物があったことを客観的事実として捉えられないと結論付けたことに関し、武見敬三厚労相は25日の記者会見で「要望があれば改めて(調査結果の)理由などを丁寧に説明した

長崎「被爆体験者」救済求め署名 8月9日の首相面会に合わせ
2024.06.20

長崎「被爆体験者」救済求め署名 8月9日の首相面会に合わせ

 国の援護区域外で長崎原爆に遭い被爆者と認められていない「被爆体験者」が、8月9日の原爆の日に岸田文雄首相と面会する方向で調整が進んでいるのを踏まえ、長崎県保険医協会は20日、首相に被爆者認定を求める署名を始めた。全国から募り、8月9日の提出を目指している。 長崎市で記者会見した

【特集】原爆でやけどした左足を武器に 広島サッカーの礎を築いた元日本代表選手 教え子に託したサッカーと平和への思いとは
2024.06.19

【特集】原爆でやけどした左足を武器に 広島サッカーの礎を築いた元日本代表選手 教え子に託したサッカーと平和への思いとは

先日、広島で開催されたサッカー日本代表戦を、特別な思いで見つめた人がいます。広島サッカーの礎を築き、日本代表・森保一監督の育ての親でもある今西和男さんです。被爆者でもある今西さんは、今回の代表戦に何を思ったのでしょうか。今西さんは、日本代表選手としてアジア大会に出場。国際大会で活

被爆体験者の救済をめぐる調査で厚労省「降雨の客観的事実なし」と報告【長崎市】
2024.06.15

被爆体験者の救済をめぐる調査で厚労省「降雨の客観的事実なし」と報告【長崎市】

「被爆体験者」の救済をめぐり、厚生労働省は長崎の被爆地域以外の体験記を調べた結果を公表し、「雨が降ったことなどを客観的事実として捉えることはできなかった」と報告しました。厚労省によりますと国立長崎追悼平和祈念館に所蔵されている被爆地域以外の被爆体験記について「雨」に関する記述は4

「平和のための活動が今できているとうれしい」 被爆体験を語り継ぐ 最年少20歳の伝承者デビュー 広島 
2024.06.12

「平和のための活動が今できているとうれしい」 被爆体験を語り継ぐ 最年少20歳の伝承者デビュー 広島 

被爆者に代わって体験を語り継ぐ伝承者として現在、226人が活動しています。その中で最年少となる20歳の伝承者が初めて講話を行いました。増本夏海 さん。現在、大学3年生で、7日が初めての講話です。被爆者に代わって、その体験を語り継ぐ「伝承者」として、2年の研修を経て、

被爆体験者は「救済に支障…提出しないで」 医師などの研究会が健康被害で報告書【長崎市】
2024.06.05

被爆体験者は「救済に支障…提出しないで」 医師などの研究会が健康被害で報告書【長崎市】

被爆体験者の救済をめぐり「被爆地域」の拡大などを目指す研究会が、長崎市の鈴木市長に報告書を提出しました。長崎市長に報告書を提出したのは医師などでつくる「長崎市原爆放射線影響研究会」です。研究会は2013年に市が設置しました。「被爆体験者」の救済につなが

AI使った被爆証言受け答え装置 6820万円の補正予算案 広島市が被爆80年に向け計上
2024.06.04

AI使った被爆証言受け答え装置 6820万円の補正予算案 広島市が被爆80年に向け計上

来年の被爆80年に向け広島市は、映像の中の被爆者がAIを使って様々な質問に肉声で答える装置の製作におよそ6800万円を計上し6月議会の補正予算案に盛り込むことが分かりました。広島市が補正予算案に盛り込むのは、AIを使った「被爆証言応答装置」の事業費、6820万円です。

女学生の悲劇、後世に 大阪とヒロシマ、被爆作家の遺志と必然の物語
2024.06.02

女学生の悲劇、後世に 大阪とヒロシマ、被爆作家の遺志と必然の物語

 偶然の巡り合わせは、実は必然だったのかもしれない。79年前の広島。生き残った負い目から、作家は同級生たちが強いられた不条理な死を記録して後世に残した。その情熱に触れた人たちは、突き動かされるように継承の遺志に応えている。大阪を磁場にヒロシマと人々がつながる物語を紹介したい。 亡

オッペンハイマー博士の孫広島へ 被爆者の小倉桂子さんと面会
2024.06.01

オッペンハイマー博士の孫広島へ 被爆者の小倉桂子さんと面会

 米国の原爆開発を率いた科学者、故ロバート・オッペンハイマー博士の孫チャールズ氏が1日、広島市を訪問した。昨年5月のG7広島サミットで各国の首脳に被爆体験を語った小倉桂子さん(86)と面会し、小倉さんは「こんな日が来るとは思わなかった」と喜んだ。 チャールズ氏と小倉さんは、平和記

オッペンハイマー孫が広島で被爆者と面会
2024.06.01

オッペンハイマー孫が広島で被爆者と面会

 米国の原爆開発を率いた科学者、故ロバート・オッペンハイマー博士の孫チャールズ氏が1日、広島市を訪問、昨年5月のG7広島サミットで各国の首脳に被爆体験を語った小倉桂子さん(86)と面会した。

被爆体験の紙芝居動画に英語のナレーション…長崎市のカナダ人英語講師が吹き込み
2024.05.29

被爆体験の紙芝居動画に英語のナレーション…長崎市のカナダ人英語講師が吹き込み

 長崎原爆被災者協議会(被災協)は、被爆体験の紙芝居動画に英語のナレーションを付け、インターネットで公開した。被災協は、被爆の実相を幅広い人に知ってもらおうと、被爆証言に英語字幕を付ける取り組みを昨年から進めており、今回は、カナダ人で長崎市在住の英語講師、ジェームズ・パワーズさん(45)が英訳

横浜大空襲79年 93歳、初めて語る体験 「何があっても戦争はいかん」
2024.05.29

横浜大空襲79年 93歳、初めて語る体験 「何があっても戦争はいかん」

 米軍のじゅうたん爆撃によって横浜の市街地が猛火に包まれ、8千人以上とも、1万人以上ともされる死者が出た横浜大空襲から29日で79年を迎える。当時、中学3年生だった笠原實さん(93)=横浜市金沢区=はきょう、自らの体験を初めて人前で語る。あの日見た、地獄絵図のような光景をこれまで家族にも話せず

「没収されても取り戻せるように」原子野をフィルムに収めて 破壊された都市 傷ついた人たち…撮り続けた被爆2か月後の広島
2024.05.25

「没収されても取り戻せるように」原子野をフィルムに収めて 破壊された都市 傷ついた人たち…撮り続けた被爆2か月後の広島

人類史上初めて原子爆弾が使用されて79年が経とうとしています。核兵器を盾にウクライナへ侵攻を続けるロシア。G7広島サミットで大統領が被爆地を訪れたアメリカも臨界前核実験を繰り返しています。核兵器の使用が現実的な危機として存在しているいま、人類に警鐘をならすのは被爆の惨状を後世に伝える「広島の記

被爆体験ない最年少36歳の語り部「自分が語っていいのか」葛藤したが…「風化が一番怖い」
2024.05.18

被爆体験ない最年少36歳の語り部「自分が語っていいのか」葛藤したが…「風化が一番怖い」

原爆死没者名簿200冊「風通し」、黙とう後に1ページずつめくり確認…長崎市
2024.05.17

原爆死没者名簿200冊「風通し」、黙とう後に1ページずつめくり確認…長崎市