空母化の護衛艦かが、海自呉基地を出港 米国でステルス戦闘機の発着艦試験
AI要約
海上自衛隊の護衛艦かがが、米軍のステルス戦闘機F35Bを使った発着艦試験のためにサンディエゴ沖に向けて出航した。
隊員の家族たち約180人が見送りに訪れ、米国への派遣期間は10月5日から11月18日まで。
改修されたかがではF35Bの短距離発艦や垂直着艦などの試験を行い、初めての発着艦試験の後に第2段階の改修に入る予定。
事実上の空母化に向けた第1段階の改修工事を3月に終えた海上自衛隊の護衛艦かがが17日、米軍のステルス戦闘機F35Bを使った発着艦試験の実施のため、米カリフォルニア州サンディエゴ沖に向けて母港の海自呉基地を出発した。
同基地の桟橋には乗り組む隊員の家族たち約180人が見送りに訪れた。同艦がゆっくりと動き出すと、甲板に整列した隊員たちに手を振り「頑張ってね」などと大きな声で送り出した。米国への派遣は10月5日～11月18日で、12月中旬に呉に戻る予定という。
試験では、米海兵隊の支援を受け、F35Bを短距離発艦させたり、垂直着艦させたりする。エレベーターで格納庫に機体を収納する手順も確認する。
かがはヘリコプター搭載艦として2017年3月に就役。同型艦いずもと合わせてF35Bが発着艦できるよう改修を進めている。かがは初めての発着艦試験となる。試験後、第2段階の改修に入る。
