被爆証言を直接聞いたことある? 広島の街の人は「母親にケロイドあった」「元気なうちに聞いとかないと」

AI要約

被爆者からの体験を直接聞いた人の声をまとめています。

被爆者の証言を通じて、歴史的な出来事の重さや影響を感じることができるエピソードを紹介しています。

若い世代でも被爆体験に対する理解や関心が高まっており、継承と啓発活動の重要性を考えさせられる内容です。

被爆証言を直接聞いたことある? 広島の街の人は「母親にケロイドあった」「元気なうちに聞いとかないと」

被爆体験を直接、被爆者から聞いたことがあるか?

TSSがSNSでアンケートをおこなったところ、「ある」と答えた人は55%。去年の調査と比べて6%ほど減りました。

被爆者の高齢化による継承が課題となるなか、街の皆さんはどのように感じているのでしょうか?

Q:被爆証言、直接聞いたことは?

【40代】

「自分のお父さんのほうのおじいちゃんが原爆ドームの中で亡くなった。(父から)小学校の頃に聞いたかな。怖いなと思った。資料館にも何回も行ったがショックを受けたというか人形が目に焼きついて、夜も寝られなかった。そんな大変ことが起きたんだと」。

【40代】

「私(被爆)2世です。私の母親もきょうだいも全員被爆しているので、私だけ、その後に生まれているので。私が小さい頃、母親にケロイドが残っていたからわかりますよね。もろにそういう体験は聞いたことはあります。ひどい話だなと思いました。いま若い方がすごく努力されていますよね、語り部の方から引き継いで。それはすばらしい」

【30代】

「語り部さんという言葉を覚えているので、語り部さんからのお話を聞いたのかなと思う。怖いなと思ったが、それよりも、いろんな人にお話しをされたりとか、みんなに伝えていくようなこともされるんだと、それがすごく大事だと思った」

【40代】

「今だったら90代のくらいのおばあちゃんだと思うが、”役所とかに残っている戸籍とかも燃えてしまって、本当にそのときはいたはずの弟の戸籍も消えてしまっているのが、私の記憶だけにしか弟がいないのがとても悲しい”というのを聞いたことがあって、それはとても印象に残っています」

【20代】

「ひいおばあちゃんちに行ったときに、被爆の話が出てきた。背中はやけどして、病院行くのもいけんみたいな。大変だったと言っていました。こういうの聞かんとわからないことも多いから、(曾祖母が)もっと元気なうちに聞いとかないと思います。聞いたことは少しずつでも友達に広められたらいいかな」