県建設業協会児玉支部会員ら、フードパントリーで荷造り 209世帯に配布

AI要約

本庄市社会福祉協議会がフードパントリー生活応援便(パック)の荷造り作業を行った。

フードパントリーは、経済的事情などで食に困っている人に食品を無償で配布する活動。

ボランティア参加者と建設会社など約20人が参加し、パックが配送される209世帯には本庄市の子どもたちへのメッセージが添えられる。

県建設業協会児玉支部会員ら、フードパントリーで荷造り 209世帯に配布

 本庄市社会福祉協議会が8月1日、はにぽんプラザ(本庄市銀座1)で「フードパントリー生活応援便(パック)」の荷造り作業をボランティア参加者と共に行った。(本庄経済新聞)

 フードパントリーは、市民や企業などから提供された食品等を、経済的事情などで食に困っている人に無償で配布する活動。同協議会では昨年に引き続き、ひとり親世帯や就学援助世帯等の子育て世帯で「食」に困っている人を対象に希望者を募った。

 食品の寄付を募る「フードドライブ事業」で集まった米10キロ、レトルト食品、カップ麺、菓子に、学用品、日用品などを加えた合計20キロを、段ボール製造などを行う「ユーエスエンジニアリング」(いまい台3)から提供された特注品の宅配用段ボールに詰める作業を行った。

 当日は、埼玉県建設業協会児玉支部に所属する建設会社など10社と、西濃運輸本庄支店、埼玉ひびきの農協から、地域貢献活動の一環としてボランティアで約20人が参加した。

 「フードパントリー生活応援便(パック)」は同市内の209世帯(延べ715人分)に、西濃運輸が8月5日から順次配送予定。段ボールの側面には「このダンボールには、多くのみなさまからのあたたかい気持ちがたくさんつまっています。毎日暑いですが、体調に気をつけてがんばってください。応援しています」(原文のママ)という、本庄市社会福祉協議会から「本庄市に住む子どもたちへのメッセージ」を貼付している。

 同協議会の倉林千恵子さんは「近年の物価高騰、値上げの連続で何もかも我慢我慢の毎日です。娯楽や外食どころか、普段の食事でさえ品数を極限まで減らし、質素なものしか食べられません。(中略)優しい気持ちを分けていただきありがとうございます。子どもたちもとっても喜んでいて、大きくなったら恩返しをしたいと話しておりました」という、昨年度の同プロジェクト利用者からのメッセージを紹介する。