新幹線開業効果落ち着く 6月の有効求人倍率1.85倍で前月から減少 依然高い水準で75か月連続で全国トップ

AI要約

福井県の有効求人倍率が1.85倍で75か月連続全国トップとなった。しかし、北陸新幹線開業効果の影響で前月比0.07ポイント減少。

食料品製造業が39.4ポイント減少し、医療・福祉は増加傾向。人材不足が続く中、求人は求職を大幅に上回っている。

福井労働局では今後も物価上昇などが雇用に与える影響に注意が必要としている。

新幹線開業効果落ち着く 6月の有効求人倍率1.85倍で前月から減少 依然高い水準で75か月連続で全国トップ

 福井労働局によりますと、6月の県内の有効求人倍率は1.85倍で、75か月連続全国トップとなりました。今年3月の北陸新幹線の開業効果が落ち着いた影響で、前の月に比べて0.07ポイント減少したということです。

 産業別では、食料品製造業が39.4ポイント減少していて、福井労働局では北陸新幹線開業効果で4月は弁当や寿司などの製造が増加したものの、5月に続き開業効果に一服感があり減少したとしています。一方 、医療・福祉では2か月連続で増加していて、人材不足が依然高い水準にあるとしています。有効求人数が2万349人に対して有効求職者数が1万1009人と、求人が求職を大幅に上回って推移しているものの、同局では今後も物価上昇などが雇用に与える影響を注視する必要があるとしています。