NY株、一時700ドル超安 米経済懸念で売り注文加速

AI要約

ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は米雇用統計の悪化を受けて続落し、下げ幅が一時700ドル超える

ナスダック総合指数もハイテク株主体で下落し、市場全体が懸念を強めている

米景気に対する投資家の慎重な見方が広がり、市場は不安定な状況を続けている

 【ニューヨーク共同】2日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続落し、前日終値と比べた下げ幅が一時、700ドルを超えた。米雇用統計が市場予想を大幅に下回り、米経済の悪化が懸念されて売り注文が加速し、4万ドル台を割り込む場面があった。

 午前10時現在は前日比473.54ドル安の3万9874.43ドルを付けた。ハイテク株主体のナスダック総合指数は344.02ポイント安の1万6850.13。

 米労働省が朝方発表した7月の雇用統計は、景気動向を敏感に示す非農業部門の就業者数が前月比11万4千人増にとどまり、失業率も悪化。米景気に対する慎重な見方が投資家に広がった。