JR西日本、売上高が過去最高 訪日客増加、北陸延伸効果も

AI要約

JR西日本の24年4~6月期連結決算は過去最高の売上高4027億円で、純利益も382億円と増収増益を達成した。

訪日客の運輸収入は過去最高の100億円で、北陸新幹線の延伸効果もあり、鉄道利用の回復に貢献した。

特に北陸新幹線の延伸開業により、首都圏からの利用者が増え、利用者数も大幅に伸びた。

 JR西日本が1日発表した24年4~6月期連結決算は、売上高が前年同期比9.1%増の4027億円で過去最高だった。純利益は14.9%増の382億円。訪日客の運輸収入は4~6月期として過去最高の100億円で、鉄道利用の回復や北陸新幹線の延伸効果と合わせて増収増益に寄与した。

 単体の運輸収入は7.6%増の2125億円。訪日客需要が多い新幹線は14.9%増の1177億円だった。特に、3月に金沢―敦賀間が延伸開業した北陸新幹線は首都圏からの利用者が増え、94.3%増の178億円と好調だった。

 敦賀止まりとなった特急「サンダーバード」の減収を加味し、延伸による増収効果は24億円とした。