「天ぷらにして食べる」 「花の海」で園児がゴーヤの収穫体験【山陽小野田】

AI要約

山陽小野田市埴生の季節体験農場「花の海」で、地元の幼稚園の園児たちが緑のカーテンとして育てたゴーヤの収穫体験が行われた。

園児たちは大きく育ったゴーヤの実を収穫し、実の切り取り方を学びながら楽しんだ。

収穫後にはゴーヤの試食会や栄養たっぷりのジュースを楽しみ、園児たちも満足そうにしていた。

「天ぷらにして食べる」 「花の海」で園児がゴーヤの収穫体験【山陽小野田】

 山陽小野田市埴生の季節体験農場「花の海」で17日、〝緑のカーテン〟として育てたゴーヤの収穫体験が行われた。地元の3幼・保育園の年長園児18人が参加し、大きく育った実を収穫した。市地球温暖化対策地域協議会(塩田賢二会長)主催。

 

 電気代の節約などに効果がある緑のカーテンに触れ、環境問題や地産地消について考えるきっかけになればと毎年開催。埴生幼稚園と桃太郎園、あおい保育園が参加した。ゴーヤの苗は4月下旬に園児たちがプランターに植え、花の海のスタッフが水やりをして育ててきた。

 

 園児たちはテラスそばに設置された緑のカーテンと対面。高さは3㍍を超え、天井を覆う様子に目を白黒させた。ゴーヤも長いもので30㌢近くにまで成長していた。

 

 園児は実の切り取り方を教えてもらい交代で収穫。大人に手伝ってもらいながら渡されたはさみを使って1人が1本を収穫した。高い所にあるゴーヤは抱っこしてもらって、手を伸ばしていた。

 

 「白いのは苦くないよ」と聞いて、白いゴーヤが人気が集めていた。ゴーヤは各1本を持ち帰った。

 

 収穫体験の後はゴーヤの試食会。市食生活改善推進協議会のメンバーがゴーヤやナス、ピーマン、キャベツ、長イモなどの夏野菜をたっぷりと使って作ったお好み焼きを頬張った。花の海スタッフがゴーヤやバナナ、牛乳をミキサーにかけた栄養たっぷりのジュースもごくごくと飲んだ。

 

 埴生幼稚園の近藤良(よし)ちゃんは「白いゴーヤが収穫できた」と満足げ。松重光莉(ひかり)ちゃんは「ゴーヤは天ぷらにして食べるのが好き」と話した。

 

 園児たちが苗を植えて作った緑のカーテンは、夏の間、涼しげな日陰をつくってくれる。