雨中の「渡御」勢いよく練り歩く 臼杵祇園まつり、沿道から歓声

AI要約

大分県内三大祇園の一つ、臼杵祇園まつりは14日、渡御が行われた。

御槍振りや山車などの行列が雨の中を練り歩き、沿道の見物客から歓声が上がった。

最終日の20日には還御があり、山車の見納めで幕を閉じる。

雨中の「渡御」勢いよく練り歩く 臼杵祇園まつり、沿道から歓声

 大分県内三大祇園の一つ、臼杵祇園まつり(県指定無形民俗文化財)は14日、臼杵市の八坂神社から神体を移す「渡御(おわたり)」があった。時折、雨がたたきつける中、みこしや「御槍(おやり)振り」、山車(やま)などの行列が同市北海添の御旅所まで練り歩いた。

 御槍振りが約3メートルのやりを片手で操りながら、同じ側の手足を同時に出して歩く「ナンバ歩き」で行列を先導。祭神を乗せた3基のみこし、当番町の本町、田町の山車などが続いた。

 担ぎ手が勢いよくみこしを左右に振ると、沿道の見物客から大きな歓声が起こった。

 最終日の20日は「還御(おかえり)」があり、行列が午後2時40分に御旅所を出発して同神社に戻る。同日夜、山車の見納めとなる「曳(ひ)き込み」で幕を閉じる。