祇園祭の無事を祈り 長刀鉾の稚児が社参の儀

AI要約

京都・祇園祭の前祭の山鉾巡行で先頭を進む長刀鉾の稚児が八坂神社を参拝し、祭りの無事を祈る「社参の儀」に臨んだ。

金の立烏帽子をつけ、鳳凰の柄の振り袖に狩衣姿で白馬にまたがった稚児が、補佐役を務める子どもたちとともに参拝を行った。

本殿で神事に臨み、杉の葉で作られた「杉守」を授かり、稚児は「正五位少将」の位を授かった。

祇園祭の無事を祈り 長刀鉾の稚児が社参の儀

京都・祇園祭の前祭(さきまつり)の山鉾(やまほこ)巡行(17日)で先頭を進む長刀(なぎなた)鉾(京都市下京区)の稚児が13日、八坂神社(同市東山区)を参拝し、祭りの無事を祈る「社参の儀」に臨んだ。

金の立烏帽子(たてえぼし)をつけ、鳳凰(ほうおう)の柄の振り袖に狩衣(かりぎぬ)姿で白馬にまたがった稚児の西川雅基さん(11)が、補佐役の禿(かむろ)を務める小川門土(もんど)さん(7)、西淵一登(いちと)さん(8)らと同市中心部の四条通を同神社のある東へ向かった。

本殿に着くと稚児らは神事に臨み、ご神木の杉の葉で作られた「杉守(すぎまもり)」を授かった。稚児は社参の儀を経て「正五位少将」の位を授かり、町内で「神の使い」として扱われる。