清め水浴び 威勢よく 平泉水かけ神輿本渡御

AI要約

平泉水かけ神輿(みこし)の本渡御が行われた。大人、中学生、小学生が参加し、担ぎ手が沿道の見物客から清めの水を浴びながら練り歩いた。

1996年から始まった恒例行事で、開会式には320人余りが参加。神輿には町内の神様が乗っており、担ぎ手に気合を入れるよう呼びかけられた。

担ぎ手が盛り塩を踏み安全祈願し、3基のみこしが4キロの行程を渡御した。

清め水浴び 威勢よく 平泉水かけ神輿本渡御

 平泉水かけ神輿(みこし)(平泉総社神輿会主催)は2日目の14日、平泉町内で本渡御が行われた。大人が担ぐ本みこしと中学生の中みこし、小学生の子どもみこしが参加し、担ぎ手が威勢よく掛け声を上げながら沿道の見物客からの清めの水を浴びて練り歩いた。

 1995年の「蘇(よみがえ)れ黄金・平泉祭」で東京都の富岡八幡宮神輿総代連合会が水かけみこしを巡行したのを機に翌年始まった夏の恒例行事。観自在王院跡に設けた仮宮前での開会式には町内児童生徒を含む担ぎ手ら総勢320人余りが参列し、同神輿会の齋藤清壽会長は「みこしには町内すべての神様が乗られている。気合を入れて担いでほしい」とあいさつした。

 齋藤会長が盛り塩を踏み安全祈願後、3基のみこしが毛越寺境内からJR平泉駅前広場を経て中尊寺金色堂を参拝。本みこしが観自在王院跡に戻り宮入りする約4キロの行程を渡御した。