京都市、祇園祭の鉾「曳き初め」 前祭の山鉾巡行前に試し引き

AI要約

祇園祭のハイライトとなる前祭の山鉾巡行を前に、完成した巨大な鉾を試し引きする「曳き初め」が行われた。

観光客や住民でにぎわう中、関係者が木製車輪の動きなどを確かめ、綱を引くことで1年の厄よけになるとされる。

函谷鉾、長刀鉾など5基が曳き初めに参加し、鶏鉾は「エンヤラヤー」というかけ声とともに車輪をきしませ進んだ。後祭の巡行は24日に行われる。

 京都市中心部で12日、祇園祭のハイライトとなる前祭の山鉾巡行(17日)を前に、完成した巨大な鉾を試し引きする「曳き初め」が行われた。観光客や住民でにぎわう中、関係者が木製車輪の動きなどを確かめた。綱を引くと1年の厄よけになるとされる。

 この日の曳き初めは函谷鉾、長刀鉾など5基。鶏鉾は「エンヤラヤー」のかけ声に合わせ、車輪をきしませながら進んだ。車方指揮の白樫弘安さん(58)は「うまくいったと思う。本番も無事帰ってこられるように頑張る」と話していた。

 後祭の巡行は24日。