郡上おどり休憩所オープン、浴衣着付け対応で初心者も安心 町家整備「八幡の楽しみ方伝える」

AI要約

13日の郡上おどり開幕に合わせて、岐阜県郡上市八幡町に、町家を整備した休憩所「日帰りお休み処(どころ)・本町早川家」がオープンした。

「本町早川家」は、もともとは旅館として営業していた築100年以上の町家を再生し、踊り客や観光客のために利用可能なスペースとなっている。

山田奈津美さんが運営するこの休憩所では、郡上おどりや八幡町の町並みを眺めながら飲食や着付け体験が楽しめ、親戚の家を訪れたようなリラックスした雰囲気を提供している。

利用は完全予約制であり、踊りの日や期間外でも利用可能。さまざまな楽しみ方を提案し、地域の魅力を伝える役割も果たしている。

「本町早川家」は、郡上八幡の伝統と文化を体験できる貴重な場所であり、八幡の原風景を感じることができる。地域の魅力を訪れる人々に伝え、活気づける一助となっている。

郡上おどり休憩所オープン、浴衣着付け対応で初心者も安心 町家整備「八幡の楽しみ方伝える」

 13日の郡上おどり開幕に合わせて、岐阜県郡上市八幡町本町に、町家を整備した休憩所「日帰りお休み処(どころ)・本町早川家」がオープンした。踊り客らのために2階スペースを有料で提供し、窓からは本町で行われる郡上おどりや郡上八幡城を眺めることができる。“女将”の山田奈津美さんは「日本の原風景が残る八幡の魅力に触れてほしい」と思いを込める。

 「本町早川家」は、もともとは旅館として営業していた築100年以上の町家。旅館として使われなくなってからも、山田さんの義理の母が利用していたが、亡くなってからは物置状態になっており、解体も視野に入れていたという。

 そんな中、長年旅行業に携わってきた山田さんが「こんなに立地がいいなら、いろいろな方に使ってほしい」と考え、町歩き案内や近隣のお店紹介もセットにした休憩所として再生することを決意した。

 部屋は、10畳の休憩スペースと4・5畳の着付けスペースに分かれ、休憩スペースでは、飲食を楽しみながら窓の外の郡上おどりや八幡町の町並みを楽しむことができる。浴衣の着付けも依頼可能で踊り初心者にも優しい。

 山田さんは「『あなたの郡上八幡の親戚の家』がコンセプト。お客さまには『ただいま』という気持ちで、ゆったりと過ごしてほしい」と話し、「踊りだけでなく、さまざまな八幡の楽しみ方を紹介したい」と意気込む。

 2人以上からの完全予約制で、6人以上で貸し切りも可能。利用時間は午後1時から踊り終了後30分ごろまで。本町で踊りがある日は一人8千円(飲食代別)で、それ以外は未定。徹夜踊り期間は時間、料金とも要相談。踊り期間外でも通年で利用可能。予約・問い合わせは「本町早川家」のインスタグラムか、電話0575(88)4620。