気になる浴衣の着崩れ 防ぐための補正アイテムや直し方のポイントをプロが伝授

AI要約

浴衣の着崩れを防ぐための方法を着物コーディネーターが紹介。浴衣をスマートに着こなすためのポイントを解説。

浴衣を着る際に必要なアイテムや補整方法についても説明。美しく着付けるための工夫を紹介。

着崩れの原因や直し方を部位別に具体的に解説。着崩れたときの対処法を身につけることが重要。

気になる浴衣の着崩れ 防ぐための補正アイテムや直し方のポイントをプロが伝授

 日本の夏といえば浴衣。コロナ禍でお祭りなどが自粛されていたのもあり、しばらく着ていなかった人も多いのではないでしょうか。また、最近はインバウンド効果で浴衣を着た外国人観光客を見かけることも増え、日本人が逆に触発されることも。ただし、浴衣を着た際に気になるのが着崩れです。普段着ている洋服とは勝手が違い、ちょっとした動きで衿元がゆるんできたり、裾が下がってきたりして困った経験がある人もいるでしょう。浴衣をスマートに着こなすために、着崩れをさっと直す方法を着物コーディネーターの山口さくらさんに伺いました。

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 浴衣を着る際は、浴衣以外に下記のアイテムも最低限必要です。

・半幅帯

・浴衣用の下着

・腰紐2本

・伊達締め(ゴムバンド)

 さらに、より美しく着付けるためには、補整用に下記も用意しましょう。

・フェイスタオル2本

・腰紐1本

 補整をすることで、腰回りのシワが軽減されるほか、帯を締めたときの安定感もアップ。また、タオルがクッション代わりになるので、腰紐の食い込みを防いで着心地も楽になる効果があります。

 浴衣はその構造上、着ているうちに多少の着崩れが出てしまうもの。とくに、腕の上げ下げや歩き方が原因で着崩れてしまうケースが多いです。着崩れたままでいると、せっかくの浴衣姿がだらしなく見えてしまいます。

 とはいえ、着崩れしないように気を使いすぎてもお出かけが楽しめなくなってしまいます。ちょっと崩れてきたら、早いうちに直す方法を覚えておくと安心です。部位別に紹介していきます。

 電車で吊り革を持ったり、肩からバッグを下げたりしていると、上半身の着崩れが発生しやすくなります。胸元が浮いてきて、脇の布がぶかぶかしてきたら、お直しのタイミングです。

 帯の上部がだぶついて、衿元もだらしなく見えてきたら、左手を身八つ口(脇の切れ目)に入れて右の衿を持ち、右手は左の衿を持って左右に引きます。