幅広い世代の交流の場に 埴生小・中が図書室開放【山陽小野田】

AI要約

埴生小・中は図書室を地域住民に開放し、交流の場を提供。図書室には幅広いジャンルの約2万冊の書籍が蔵書されており、地域住民を対象とした図書の展示を行っている。

地域に根ざした学校づくりを目指す同校は、地域連携に力を入れ、施設一体型校である特色を生かして図書の引き継ぎや利用促進に努めている。

図書室は季節ごとに年4回の展示替えを行い、平日の午前9時~午後3時に利用可能。管理方法は利用前に事務室で職員に連絡すること。

幅広い世代の交流の場に 埴生小・中が図書室開放【山陽小野田】

 埴生小・中(東原秀一校長)は、子どもと地域が交流できる居場所づくりを目指して図書室を開放している。入り口前にお薦め図書の展示コーナーを設け、地域住民に利用を呼び掛けている。

 地域に根差した学校づくりを目指す同校では、地域学習やボランティア活動といった地域連携に力を入れている。住民が使用できる教室「地域連携室」を設けるなどして交流を深めてきたが、図書室まで足を延ばす機会は無かった。

 

 施設一体型小・中一貫校であることに加えて、2021年度末で廃校となった津布田小から図書を引き継いでいるため、図書室には児童書から大人も楽しめる小説など幅広いジャンルの約2万冊を蔵書。学校司書の日高佐和子さんは、この特色を広く周知し利用促進につなげようと、地域住民を対象とした図書の展示を考案した。

 

 第1弾は「書店で目にしたことがありそうな本」をテーマに選書。日高さんは「気になっていた本を読むきっかけになれば。未就学児の親子にも気軽に立ち寄ってもらい、幅広い世代の交流の場所になれば」と期待している。

 

 季節ごとに年4回の展示替えを行う。利用時間は平日の午前9時~午後3時。利用前に正面玄関近くの事務室で職員に声を掛ける。