期待と関心「予想以上」クラフトビール完成間近【長野県飯田市上久堅】

AI要約

上久堅地区で地元天然水を使用したクラフトビール「上久堅ICHIBAN BEER」が完成間近。地区内で781本の注文が集まり、ラベルのデザインも決定。関係者は地区内外の反応に喜んでいる。

ビール事業を担う地区内の団体と有志グループが連携し、クラフトビールを通じて上久堅のPRや地域振興を進めている。

先行予約分は8月10日に受け渡し予定で、「ひさかたの火まつり」でお披露目し、一般向けに販売する。地区内の関心とコミュニティの協力に感謝の意が表明されている。

期待と関心「予想以上」クラフトビール完成間近【長野県飯田市上久堅】

 長野県飯田市上久堅を元気にしようと、地区内の2団体が商品化を目指す地元天然水使用のクラフトビール「上久堅ICHIBAN BEER」の完成が近づいている。製造予定数1000本に対し、地区内だけで781本の注文が集まり、ラベルのデザインも決定。関係者は「思った以上に興味を持ってもらえている」と地区内外の反応を喜んでいる。

 ビール事業を担うのは上久堅地区まちづくり委員会と、上久堅を中心とした有志8人でつくるグループ「上久堅ブランディングプロジェクト」。クラフトビールを通じて上久堅を広くPRし、関係人口づくりと地域振興につなげようと、連携して事業を進めている。

 ラベルのデザイン募集企画には17人から51作品が寄せられ、関係者による投票の結果、地区内にある北田遺跡の竪穴式住居と夜空をモチーフにした作品を採用。下久堅出身の宮内克朗さん(東京在住)がデザインした。

 地区内在住者を対象にした先行予約分(受付終了)は、8月10日に受け渡す予定。同月15日に開く「ひさかたの火まつり」の会場でお披露目し、一般向けに販売する。

 まちづくり委・産業建設委員長の後藤和彦さん(65)は「ラベルの応募数とデザイン性の高さ、地区内の予約本数とも予想以上。興味を持ってもらい、協力していただいたことに感謝したい」と話している。

 ブランディングプロジェクトはビール以外にも5つのプロジェクトを展開しており、まずはビールで注目度を高めたい考え。「関係人口づくりに向け、幅広く活用してきたい」としている。