【カルト356テスト】伝説のエンジンを搭載した特別な1962年製「ポルシェ356 B カレラ2 カブリオレ」をテスト!

AI要約

ポルシェ356 Bカブリオレは、1962年製のスタイリッシュなクラシックカーであり、伝説の「カレラ2」エンジンを搭載している。ドライブ時には他の車との混同を避けるために注意が必要だが、加速力や性能は驚くほど優れている。

元々はGTレース用のホモロゲーションカーとして製造されたが、需要が高かったため一般ユーザー向けにも製造された。エルンスト・フールマンによって設計されたエンジンは高いトルクを誇り、レーシングカーとしての性能を持っている。

ポルシェ356 Bカブリオレはスポーツカーとしてのスピリットを持ちながらも、快適なドライブを楽しむことができる。クラシックカー愛好家にとっては特に価値のある一台だ。

【カルト356テスト】伝説のエンジンを搭載した特別な1962年製「ポルシェ356 B カレラ2 カブリオレ」をテスト!

スタイリッシュに別荘までドライブするのも、風を切って嬉しそうに叫ぶのも?この1962年製のポルシェ356 Bカブリオレなら、その両方が可能だ。

クラシックカーにあまり馴染みのない人なら、「356」につまずくかもしれない。しかし、「ビートル」との類似性は(少なくとも遠目には)、一目見ればすぐに消える。なぜなら「356」は正真正銘のポルシェだからだ!しかも、これは通常の「356」ではなく、伝説の「フールマン エンジン(Fuhrmann engine)」と呼ばれる130馬力の2000 GS水平対向4気筒エンジンを搭載した「カレラ2」、しかも「カブリオレ」という最高級バージョンなのだ!

しかし、経験の浅いドライバーを守るためだ: ソフトトップカラーとビートルヘッドライトを装備したポルシェが視界の隅に飛び込んできたとき、あなたはそれを他の何かと勘違いしてしまう。弁護士はこれを「一瞬の判断ミス」と呼ぶ。

これは運転中にも起こりうる。巨大なステアリングホイールの後ろに座り、快適だが滑りやすいシートに座り、長いギアシフト(3速だけが少しギザギザしている)の後、ギアを簡単に滑り込ませる。まるで「ビートル」のようだ。

そしてアクセルペダルを踏み込む。エンジンはまず力を蓄える必要があるようだが、2500rpmから一気呵成に加速をはじめ、他の車を追い越す。本気ですか?「本気だよ」とボクサーエンジンはバリトンでうなるようだ。他のボクサーエンジンが頭打ちになるところ、このボクサーエンジンはどんどん回転を上げる。カブトムシ?いやいや!この車は武器だ。

実はこのクルマは、何よりもまずレーシングカーになることを意図していた。GTレース用のホモロゲーションカーとして100台を生産する計画だった。しかし、需要のほうが大きかった。スモールシリーズは1962年4月に発売され、ポルシェは436台を製造、そのうちの310台が「356 B」(カブリオレは34台!)、残りが「356 C」となった。1953年にエルンスト フールマンが「550スパイダー」用に設計した複雑な1.5リッターレーシングエンジンをベースにした2リッターエンジンを搭載していたことから、”カレラ2″と呼ばれた。このエンジンは、エルンスト フールマンが1953年に550スパイダーのために設計した複雑な1.5リッターレーシングエンジンに遡る。ポルシェはストロークを66mmから74mmへと大幅に延長し、ボアをわずか2mm拡大した。主な利点は、中速回転域でのトルクアップである。