【闘病】大腸がん 「いつ死んでもいい」という想いと時おり訪れる「再発」の恐怖

AI要約

大腸がんは初期症状がほとんどなく、検診で見つかることが多いがんである。

M.Oさんは子宮内膜症の検査をきっかけに、偶然大腸がんが見つかり、手術を受けることになった。

告知を受けたM.Oさんは淡々とした受け止め方をし、治療の進め方についても医師から説明を受けた。

【闘病】大腸がん 「いつ死んでもいい」という想いと時おり訪れる「再発」の恐怖

大腸がんは、初期症状がほとんどなく、検診などで見つかることの多いがんだそうです。普通の生活を送っていたM.Oさん(仮名)も、子宮内膜症の検査をきっかけに偶然大腸がんが見つかり、手術を受けることになったと言います。

がんの告知の受け止め方、家族の反応、手術や検査に対する想いなどを話してもらいました。

※本記事は、個人の感想・体験に基づいた内容となっています。2024年3月取材。

[この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]

編集部:

最初に不調や違和感を感じたのはいつですか?

M.Oさん:

自覚症状は全くありませんでした。でも、後になってから振り返ると、発覚の数年前から血便が時々ありました。

編集部:

受診から、診断に至るまでの経緯を教えてください。

M.Oさん:

別の病気(子宮内膜症)のMRI検査で、「直腸壁が肥厚している」と言われて精密検査を勧められました。勧められるままに消化器内科で大腸内視鏡検査をしたあとに、おそらく「がん」であると告げられました(確定診断は病理組織学的診断をもって行います)。

編集部:

告知はどのような形でしたか?

M.Oさん:

内視鏡の検査中、先生と一緒にモニターを見ていたのですが、素人目にも明らかに『何かある』と分かりました。

その部分の組織を採取してきて顕微鏡の検査を行う(生検)とのことでしたが、先生からは「はっきりしたことは生検の結果が出てからお伝えしますが、おそらくがんでしょう」と言われました。

「次の受診時は、家族と一緒に来てください」とも言われました。その後の受診で改めて「直腸がん」と診断されました。がんとは別に、良性のポリープも数個あったようです。

編集部:

その時どのように感じましたか?

M.Oさん:

元々あまり体が丈夫な方ではなく、体調がいい日があまりないタイプで、親戚の中で私と一番似ている祖父が病弱でした。

そんなこともあり、なんとなく「自分は何か大病しそうだな」と思っていたので、「あ、大腸がんか。時期が思ったより早かった(若かった)な」「見つかったからには治療するしかないか」という感じで、結構淡々としていました。

その時点でショックなどもほとんどなく、職場に迷惑をかけないか、身内にはどの順番で言おうかなどと考えていました。

編集部:

どのように治療を進めていくと医師から説明がありましたか?

M.Oさん:

まずは、内視鏡で切除できるか試してみて、取れなかったら手術をしましょうとのことでした。腫瘍の画像を見せてもらっていたこともあり、内心「あんなのが内視鏡で取れるのだろうか」「おそらく手術になるのでは?」と思っていました。