“病気にならない体”のために「冷え」「夜ふかし」の改善が重要と医師が語る理由

AI要約

病気の治療において、重要なのは病気の原因を正すことである。

病気は自身へのメッセージであり、自己改善が治療の鍵となる。

生活習慣の改善が治療には必要であり、患者一人ひとりに合った治療が重要である。

“病気にならない体”のために「冷え」「夜ふかし」の改善が重要と医師が語る理由

病気を治すためには自分に合った治療が大切だが、「病気になった原因に気づき、正すこと」がもっと大切だと話すのは、『どうせ一度きりの人生だから 医師が教える後悔しない人生をおくるコツ』(アスコム)の著者で医師の川嶋朗さん。病気になった原因に自身が気づくことの重要性と、改善すべき習慣について教えてもらった。

病気と闘うために大切なことは、病気をつくってしまった原因を正すこと。原因が正されなければ、病気の治療がうまく行ったとしても再発してしまったり、なかなか治療が進まなかったりということにつながる。一方で、原因が改善されれば、症状が落ち着いたり、消えてなくなったりする可能性がある。

「医師から『もう治りません』と言われたとしても、『なぜ病気になったのか』がわかれば、その原因を取り除いていくことで、体がもともと持っている『生きる力』が患者さんを後押ししてくれるような治療法を見つけることができます」(川嶋さん・以下同)

◆病気は自分自身へのメッセージ

病気は、無理や無茶をしてきた自分自身に対して体が発するメッセージであると川嶋さんは話す。そして、そのことを患者に知ってもらい、そのうえで患者自身が改善していかなければ治療の効果は期待できない。

「ですから、私の診療法は、病気の原因となる問題を患者さん自身に気づいてもらうところからはじまります」

◆治療には生活習慣の改善が必要

患者は一人一人置かれた状況が異なるため、その人に適した治療を行うためにはその人のことを知る必要がある。

「私は『病気の原因を正さなかったら生きられないですよ』と、ハッキリ言うことにしています。ご本人の気持ちが大切なのです。まずは、自分を見つめ直し、生活習慣を改善した上で治療を施さなければ、根本的な病気の治療にはならないのです」

川嶋さんのクリニックでは、初診の患者さんの診察は1時間以上かけ、生い立ちから今の家庭環境、悩み、そのとらえ方などを聞き出し、治療法を見極めているという。そのように、自分自身の問題が何か掘り下げて考えてみよう。問題の原因になっているものがわかれば、体からのメッセージに対応することもできるのだ。