世界の科学者とは協力しない?中国、世界で初めて月の裏側からサンプル採取 今後、本格的に分析も

AI要約

中国が世界で初めて月の裏側からサンプルを採取し、内モンゴルに着陸したことを発表。

貴重なサンプルの分析により、月と地球の初期の歴史に関する謎が解明される可能性がある。

中国の成功は称賛される一方、他の科学者との協力に関しては不透明。

世界の科学者とは協力しない?中国、世界で初めて月の裏側からサンプル採取  今後、本格的に分析も

 中国が世界で初めて月の裏側からサンプルを採取した。月から再突入したカプセルが6月25日に内モンゴルの田舎に着陸。月面の、まだほとんど調査されていない地域の岩石と土壌のサンプルを地球上に持ち帰ったことを発表した。

 北京の宇宙プロジェクトが入手した貴重なサンプルを分析していくことで、月と地球の初期の歴史に関する長年の謎などが明らかになる可能性があるとされている。

 中国の国内では、今回の成功は大いに称えられている。また、英レスター大学で天体物理学、宇宙科学を専攻するマーティン・ベアストウ教授は「月からのサンプル回収はどんなものでも困難ですが、通信が特に難しい裏側から回収するというのは、他のどの機関も成し遂げていないことでした。技術的な真の偉業と言えます」と話した。

 ただ、この発見に関して、中国が世界の科学者らと協力するのかは不明となっている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)