処理水貯蔵タンク21基、来年1月から解体…福島第一原発の廃炉作業の邪魔に

AI要約

東京電力は、福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出で空になったタンクの解体を、来年1月にも始めることを決めた。空いた敷地には、原子炉内から今後取り出す核燃料(デブリ)の保管などに使う施設の建設を検討している。

原発敷地内には処理水などを貯蔵するタンクが約1000基あり、廃炉作業の障壁になってきた。東電は空になる21基を来年1月から26年3月にかけて解体したい考えで、今後、原子力規制委員会に実施計画を申請する。解体で約2400平方メートルを確保できる。

一方、今回の海洋放出は7月16日に完了する見通しで、放出量はこれまでと同じ約7800トンを見込む。

 東京電力は、福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出で空になったタンクの解体を、来年1月にも始めることを決めた。空いた敷地には、原子炉内から今後取り出す核燃料(デブリ)の保管などに使う施設の建設を検討している。28日には通算7回目となる処理水の海洋放出を始めた。

 原発敷地内には処理水などを貯蔵するタンクが約1000基あり、廃炉作業の障壁になってきた。東電は空になる21基を来年1月から26年3月にかけて解体したい考えで、今後、原子力規制委員会に実施計画を申請する。解体で約2400平方メートルを確保できる。

 一方、今回の海洋放出は7月16日に完了する見通しで、放出量はこれまでと同じ約7800トンを見込む。