東電、処理水タンクの解体準備へ 海洋放出後初めて、7月に開始

AI要約

東京電力は福島第1原発の処理水海洋放出に向けた保管タンクの解体準備作業を7月に始めることを発表。

保管タンクの解体は、原子力規制委員会の認可を受け、来年1月に12基を解体開始する予定。

解体したタンクの敷地は3号機のデブリ取り出し関連施設に使われる予定で、21基を2025年度末までに解体する計画。

 東京電力は27日、福島第1原発の処理水海洋放出で空になった保管タンクの解体に向けた準備作業を、7月に始めると発表した。原子力規制委員会の認可を受け、来年1月にも12基の解体を始める。昨年8月の処理水の放出開始後、約千基ある保管タンクの解体は初めて。

 タンクを解体した場所は、3号機の溶融核燃料(デブリ)の取り出し関連施設の敷地として使う予定。12基に隣接する9基のタンク群についても、空になり次第作業に着手し、計21基を2025年度末までに解体する。