倉田真由美氏が嘆き「おばあちゃんの漬け物」規制に「なんでいい物の方が駆逐されるんだ」

AI要約

漫画家の倉田真由美氏が食品衛生法の改正による漬物販売規制の疑問を投げかける。

漬物の販売に営業許可が必要で衛生基準が厳しくなることで手作り漬物や小規模業者が危機に、倉田氏が禁止理由を疑問視。

法改正のきっかけや懸念、実際の影響について述べられている。

倉田真由美氏が嘆き「おばあちゃんの漬け物」規制に「なんでいい物の方が駆逐されるんだ」

 漫画家の倉田真由美氏(52)が27日までに、自身のX(旧ツイッター)を更新。食品衛生法の改正により手作りの「漬物」販売の規制が強化されることに疑問を呈した。

 6月からの法改正で、漬物の販売に保健所の営業許可が必要となり、衛生基準が厳しくなることから手作りや小規模業者の漬物、梅干しなどが危機にひんしていると伝えられている。倉田氏はこの点について「大昔から巷で売買され数多の家庭の食卓を彩ってきた歴史があるのに、今になって『おばあちゃんの漬け物』が禁止される理由が本気で分からない」と疑問を投げかけた。

 続く投稿でも「時折買っていたあの店の白菜漬けとか、あの店のキムチとか、軒並み買えなくなるんだろうな」と記し「なんでいい物の方が駆逐されるんだ」と嘆いた。

 法改正のきっかけは、12年8月に北海道・札幌市で発生した、食品会社製造の白菜の浅漬による食中毒事件で、患者数169人、死者8人の惨事となった。法改正後は、衛生設備に投資する体力を持たない事業者や、高齢の作り手の離脱が懸念されている。