「子ども少ない人は反省を」小池都知事ブレーンがいきなり恐怖発言、都民絶望…「あなたの子を産みたいと思わせる旦那が増えなきゃだめだ」

AI要約

政治資金パーティーを巡る裏金問題で自民党が逆風を受ける中、小池百合子知事が3選を果たし、自民党は都議補欠選挙で大敗した。自民党支持層が自民離れしている状況が浮き彫りになっている。

都議補欠選挙で自民党は8選挙区の大半で敗北し、都民ファーストの会が復調を見せる中、自民党は弱体化が進んでいる。

岸田首相の支持率は低迷し、時代錯誤の失言や放言も相次いでおり、自民党は“下野”に向けたカウントダウンが始まっている可能性がある。

「子ども少ない人は反省を」小池都知事ブレーンがいきなり恐怖発言、都民絶望…「あなたの子を産みたいと思わせる旦那が増えなきゃだめだ」

 政治資金パーティーをめぐる裏金問題で逆風を受ける自民党の“弱体化”が止まらない。7月7日投開票の東京都知事選で実質的に支援した小池百合子知事は3選を果たしたものの、同じ日に実施された都議補欠選挙では大惨敗を喫した。岸田文雄首相の支持率は依然として低空飛行を続け、さらに時代錯誤の失言や放言も後を絶たない。もはや“下野”に向けたカウントダウンは始まっているように見える。そんな中で自民党・笹川堯議員の「子ども少ない人は反省を」という発言が炎上している。フラッシュによると、笹川氏は小池都知事のブレーンらしいが……。経済アナリストの佐藤健太氏が解説するーー。

 7日に開票された都知事選は、小池氏が約292万票を獲得して圧勝した。自民党は表立った動きは見せなかったものの、各種支援団体への働きかけを強めるなど裏方での実質的な支援に徹した。党内には「連敗が続いてきた中、支援候補が勝利できたのは大きな弾みになる」(党幹部)と安堵の声も漏れる。

 だが、そうした見方はあまりに自分たちが置かれている状況を理解していないと言って良いだろう。自民党東京都連はたしかに小池氏の勝利に向けて汗をかいたのは事実だ。しかし、小池氏にとっては「ステルス支援」とはいえ、自民党がバックに映ったことによるマイナスもあったはずだ。

 各種出口調査によれば、小池氏には自民党支持層の6割近くが投票している。岸田首相(自民党総裁)が「必要な支援を党としてもしていきたい」と語っていたにもかかわらず、残る4割近くは他候補に投票したことになる。それだけ「自民党支持層の自民離れ」は深刻なのだ。

 それは同日に投開票を迎えた9つの都議補欠選挙の結果からもうかがえる。自民党は南多摩選挙区を除く8選挙区で候補を擁立したが、大惨敗した。これまで9選挙区中5議席を確保していたが、結果は「2勝6敗」。萩生田光一都連会長の地元・八王子市選挙区で落とし、江東区長を4期務めた父親を持つ元職の山崎一輝氏も区長選に続いての“連敗”を喫した。

 小池氏が事実上率いる地域政党「都民ファーストの会」が3議席を獲得して復調を見せる一方で、立憲民主党は「1勝2敗」、共産党は「0勝4敗」、日本維新の会は「0勝2敗」。「小池人気」に乗ることもできなかった自民党の弱体化は明らかだ。萩生田氏は「当初から自民党に対する逆風があった。原因をつくった1人としてお詫びからの選挙だった。差を縮めることができなかった」などと説明するが、もはや“負の連鎖”に陥っているように映る。