蓮舫氏が岸田首相に注文「必要なのは大谷選手へのTweetよりも」能登豪雨への迅速支援求める

AI要約

蓮舫氏が、石川県で続く記録的豪雨への政府・自民党の対応に苦言を呈し、迅速な支援の提案を呼びかけた。

さらに、内閣官房副長官の当局への不満や、林芳正氏の総裁選への関連を指摘した。

林氏の陣営が、総裁選日程の一時中断を表明した。被災地支援と公務の優先事項を掲げた措置だ。

蓮舫氏が岸田首相に注文「必要なのは大谷選手へのTweetよりも」能登豪雨への迅速支援求める

 今年7月の東京都知事選に出馬した蓮舫・元参院議員(56)は22日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、元日に起きた能登半島地震の復興途上にある石川県で続く記録的豪雨をめぐり、政府や自民党の対応に苦言をまじえながら、提案を呼びかけた。

 蓮舫氏は、まもなく退任する岸田文雄首相(67)が、21日にドジャース大谷翔平投手(30)の「50-50」超えを祝福したり、最後の外国訪問先となっている米国に到着後のX投稿で、豪雨被害に関するお悔やみやお見舞いのコメントを投稿したことを念頭に、「大谷選手へのTweetよりも。頑張りましょうとメッセージを残すよりも。内閣総理大臣が最優先するのは今進む能登災害への支援です。予備費の迅速な支援を望みます。9/10の予備費使用決定から更に求められる支援があります」と投稿した。政府は今月、被災地復興のため24年度の予備費から1000億円あまりを追加支出しているが、今回新たに起きた豪雨被害を受けて、さらなる予備費支出による迅速な支援を求めた形だ。

 さらに「定例会見が内閣官房副長官に代わることが多く、石川県大雨特別警報への冒頭発言がなかった官房長官。退く総理と進む総裁選。行政が停滞しないことを願うと同時に石川県での被災が最小限になることを願います」ともポスト。危機管理対応の官房長官の立場で、自民党総裁選(27日投開票)に出馬している林芳正氏(63)の最近の動きにも触れた。

 林氏の陣営は21日、豪雨対応での危機管理対応や公務を優先するとして、総裁選の日程を当面キャンセルする方針を明らかにした。