「今まで何やっとてん?」小泉進次郎氏、初当選から15年で「議員立法ゼロ」の衝撃「民間企業なら、閑職へ」

AI要約

自民党総裁選に向けて、議員立法の重要性が注目されている。

各候補の議員立法提出数が明らかになり、林芳正氏がトップであることが分かった。

小泉進次郎氏が議員立法提出数ゼロであることが反応を呼んでいる。

「今まで何やっとてん?」小泉進次郎氏、初当選から15年で「議員立法ゼロ」の衝撃「民間企業なら、閑職へ」

 9月27日の投開票に向けて、いよいよ秒読みに入った自民党総裁選。各候補による政策論争が、連日、繰り広げられている。そんななか、いまSNSで「議員立法」なるキーワードが注目を集めている。

「『議員立法』とは、国会議員が立案して提出した法案のことです。立法府である国会で、議員が法律を作るのは当たり前のことですが、わが国では内閣が法案を作る『内閣立法』が中心となってきました。

 しかし、最近は複雑で多様な社会を反映して、『議員立法』の重要性が増大しています。言い換えれば、議員立法をどれだけ提出・成立させたかが、国会議員としての仕事を示すバロメーターといえるでしょう。

 ちなみに、田中角栄元首相は衆議院議員在職中の39年間で54本の議員立法を提出、うち33本を成立させています」(政治担当記者)

 では、総裁選各候補はどれだけ議員立法を提出しているのか。国会図書館のサイト「日本法令索引」で調べてみると、議員立法提出数トップは林芳正氏の16本だった。

「現在、内閣官房長官を務めており、岸田総理の “右腕” です。総裁選では票数が伸び悩んでいますが、防衛大臣、農水大臣、外務大臣などを歴任したこともあり、『国家公務員の不正』『テロ対策』『児童ポルノ』など、さまざまな議員立法を提出しています」(政治担当記者、以下同)

 2位は加藤勝信氏の12本、3位は高市早苗氏の10本だ。

「総裁選では票集めが難航している加藤氏ですが、旧大蔵省出身で経済や社会保障に詳しい政策通です。厚生労働大臣を務めたこともあり、やはり『肝炎対策』『障害者虐待』『年金』などの議員立法が多いですね。

 高市氏は、政調会長や複数の閣僚経験で培った政策実行力が武器です。『災害対策』『森林法』『児童ポルノ』などの法案を提出しています。会見では、『選択的夫婦別姓』について過去に法案を試作しており、総理になったあかつきには国会に提出する意向を明かしています」

 4位は、石破茂氏で7本。5位は、河野太郎氏の6本。

「小泉進次郎氏と総裁候補ナンバー1を争っている石破氏が、政策能力や安定感では進次郎氏を圧倒しています。総裁選に5期連続で出ているだけあり、実績は折り紙つき。『北朝鮮』や『自衛隊』がらみの法案を提出しています。

 対する河野氏は、勉強熱心で改革意欲は強いものの、コロナ禍でのワクチン対応やマイナンバー問題で人気を落としました。ちなみに議員立法は『臓器移植』や『特定船舶の入港禁止』など、意外なものもありました」(同)

 6位は同率で上川陽子氏、小林鷹之氏、茂木敏充氏が3本ずつだった。

「上川氏は現職の外務大臣ですが、思ったより議員立法は少ないですね。コバホークこと小林氏は、岸田内閣では経済安保相を務め、着実に実績を残しています。在職数が短いのが議員立法が少ない理由でしょう。茂木氏は、議員としての活動より、幹事長など党務に専念していたということでしょうか」

 そして、提出数ゼロだったのが、小泉進次郎氏だ。

「進次郎氏は “予想どおり” の結果でしたね。衆院議員在職中の15年間、議員立法は1本もありません。質問主意書も、初期に数本あるだけです。

 FLASHの調査で、総裁選の10分間(600秒)の演説でなんとカンペを200回以上も見たことがわかっています。これはつまり3秒に1回というわけで、これも経験不足ゆえ、カンペに頼らざるをえないということでしょう」

 そんな進次郎氏に、Xではこんな声があふれた。

《今まで何やっとてん?》

《河野→6本 石破→7本 高市→10本 進次郎→0本民間企業なら、閑職へ配置転換》

《田中角栄氏は33本の議員立法を成立させた 一方、小泉進次郎氏は議員立法に関して成立どころか提出すらしたことがない こんな人物が総理大臣だと? 笑わせるな、国民をバカにすするな!》

 高市氏は、会見で、おそらく進次郎氏を念頭に「自分で法律案を書いていただきたい」と自信満々に語っている。また一つ、進次郎氏の “実力” がバレてしまったのかも……。