G7とEUは大使欠席 仏公使「不招待残念」

AI要約

先進7カ国(G7)とEUは、長崎市の平和祈念式典にイスラエルを招かなかったことに反発し、大使を欠席させた。

在日フランス大使館の公使は、イスラエルがロシアと同列に扱われたことを非難した。

ティリエ氏は、イスラエルに対する中東の状況とウクライナへのロシアの侵略戦争を比較し、イスラエルの自己防衛権を強調した。

 先進7カ国(G7)のうち日本を除く6カ国と欧州連合(EU)は9日、長崎市が「原爆の日」の平和祈念式典にイスラエルを招かなかったことに反発し、いずれの大使も式典を欠席、公使らの出席にとどめた。代理で出席した在日フランス大使館のティリエ公使は「(イスラエルが)ロシアと同列に扱われたのは非常に残念」と改めて主張した。

 式典後に報道陣の取材に応じたティリエ氏はパレスチナ自治区ガザでの戦闘などを念頭に「中東での状況は、ウクライナに対するロシアの侵略戦争とは異なる」と指摘。「イスラエルはテロ攻撃の被害者であり、自国を守るあらゆる権利がある」と述べた。