イスラエル大使が広島平和式典出席 一部市民から抗議の声

AI要約

イスラエルのコーヘン駐日大使が広島市の平和記念式典に出席し、パレスチナ自治区ガザ地区への攻撃を巡る抗議の声が上がっていた。

長崎市はイスラエルを招待しない決定を下し、コーヘン大使が長崎市の姿勢を非難するツイートを行った。

イスラエルをめぐる平和祈念式典への招待に関する両市の異なる対応が注目されている。

イスラエル大使が広島平和式典出席 一部市民から抗議の声

 イスラエルのコーヘン駐日大使は6日、広島市で開かれた平和記念式典に出席した。広島市がパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃を続けるイスラエルを式典に招待したことを巡り、市民グループなどからは抗議の声が上がっていた。

 一方、長崎市は「不測の事態が発生するリスクへの懸念」を理由に、9日の「長崎原爆の日」に開く平和祈念式典にイスラエルを招待しない。コーヘン大使は7月31日、X(ツイッター)で「遺憾であり、長崎市がこれまで表明してきた姿勢の根本に反し、世界に誤ったメッセージを送ることになる」と投稿し、非難していた。【根本佳奈】