駐日米大使、長崎市長に反論書簡 不招待は「政治的な決定」

AI要約

エマニュエル駐日米大使が長崎市の鈴木史朗市長に宛てて、原爆の日の平和祈念式典に関する書簡を送ったことが明らかになった。

エマニュエル氏は、イスラエルを式典に招待しなかったことに不満を表明し、安全面での懸念を否定した。

鈴木市長とエマニュエル氏の間で、イスラエルの欠席に関する意見の食い違いがあった。

駐日米大使、長崎市長に反論書簡 不招待は「政治的な決定」

 エマニュエル駐日米大使が長崎市の鈴木史朗市長に宛てて、「原爆の日」に開かれる平和祈念式典の欠席に関する書簡を6日に送っていたことが8日、分かった。在日米大使館が共同通信に明らかにした。イスラエルを式典に招待しなかったのは「政治的な決定で、安全とは無関係だ」と指摘し「不測の事態」のリスクなどを考慮したとの鈴木市長の説明に反論した。

 エマニュエル氏はイスラエル大使が出席した6日の広島市の平和記念式典は安全に行われたとした上で、政府高官らが出席する長崎市の式典も安全に行えると強調。イスラエルを招待しなかった鈴木市長の決定により、式典への欠席を「余儀なくされた」と表明した。