京急百貨店で販売 うなぎ弁当で147人が健康被害申し出、1人死亡 店舗は営業自粛

AI要約

京急百貨店が土用の丑の日に販売したうなぎ弁当で食中毒が発生し、147人が健康被害を訴え、1人が亡くなったことが報告された。

食中毒の原因は黄色ブドウ球菌であることが判明し、京急百貨店では清掃と消毒を行った。

事故を受けて「伊勢定」は自粛し、被害者や関係者に深いお詫びを述べた。

京急百貨店で販売 うなぎ弁当で147人が健康被害申し出、1人死亡 店舗は営業自粛

 京急百貨店は29日、公式サイトで、土用の丑の日に同百貨店の飲食店で販売されたうなぎ弁当などを食べた客が食中毒を起こしたことについて報告した。

 発表したリリースでは「京急グループの株式会社京急百貨店が運営する京急百貨店において、株式会社伊勢定が運営する地下1階伊勢定にて下記のとおり販売した商品を食べた複数のお客さまから、食後に嘔吐、下痢など体調不良の申し出がございました。(7月26日開示)」と報告。販売した商品は、うなぎ蒲焼(小・中・大)7月24日販売分816個と、うなぎ弁当(小・中・大)7月24日販売分945個の計1761個。

 「7月25日(木)より連日、所管保健所の立ち入り調査を受けており、同保健所のご指導のもと、店内の清掃と消毒をおこないました。保健所の調査の結果、原因は黄色ブドウ球菌と判明いたしました」と発表。

 「販売1,761個のうち、7月28日20時時点で計147名の健康被害の申し出があり、そのうち1名の方がその後亡くなられました」と報告した。

 同百貨店内の「伊勢定」は地下1階と10階店舗の営業を自粛。

 「本件で亡くなられた方のご冥福を心からお祈り申し上げます。また、体調不良になられたお客さまにお見舞い申しあげます。一日も早い回復をお祈りしております。お客さま、関係者の皆さまにおかれましては、多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことを心より深くお詫び申しあげます」と謝罪した。