毒キノコ食べ20代男性死亡 全国で令和に入り“3例目” 有毒キノコによる食中毒の症状、予防のポイントは

AI要約

20代男性が有毒キノコを食べて死亡。県は全県に注意報を発令。

男性は誤ってドクツルタケとコテングタケモドキを摂取し、症状を訴えて入院。死亡確認。

県は有毒キノコによる食中毒防止を呼びかけ、注意ポイントを示す。

毒キノコ食べ20代男性死亡 全国で令和に入り“3例目” 有毒キノコによる食中毒の症状、予防のポイントは

有毒キノコを食べ、腹痛、嘔吐、下痢などを訴え、長野市内の医療機関に入院していた上田市の20代男性が死亡した。これを受け、県は7月26日、全県に「有毒きのこ食中毒注意報」を出した。

20代男性は20日、上田市内で自生していたドクツルタケとコテングタケモドキと見られる有毒キノコを誤って食べ、21日に腹痛、嘔吐、下痢などの症状を訴え、長野市内の医療機関に入院した。

長野市保健所は医師の診察や症状などから「食中毒」と断定した。

県によると、男性は入院して治療を受けていたが、その後、死亡が確認された。

全国で有毒キノコによる死亡事例は、令和元年度以降、3例目。

県はこれを受け、全県に「有毒きのこ食中毒注意報」を出した。

県は4つのポイント守って、有毒キノコによる食中毒防止を徹底してほしいと呼び掛けている。(資料 長野県より)

ツバやツボがあるキノコは猛毒キノコが多いので食べないようにしましょう。

[テングタケ科のキノコの特徴]

柄の根元部分にはツボがある。また、生えている時にツボは隠れていることがあり、注意が必要。

[ドクツルタケによる食中毒の症状]

食後6~24時間で嘔吐、下痢、腹痛などの症状が現れ、一旦回復した後、肝臓、腎臓機能 障害が現れる。適切な処置が行われない場合は死亡することがある。

[コテングタケモドキによる食中毒の症状]

肝細胞への毒性や胃腸系から神経系への症状が示されている。

〇わからないキノコは採らない、食べない、売らない、人にあげない。

○ 食べられるキノコの特徴を完全に覚える。

○ わかっていても、もう一度よく確認する。

(毎年採って食べているキノコでも、同じ時期や場所に、類似した毒きのこが生えている場合があります)

○ 誤った言い伝えや迷信を信じない。

×「柄が縦に裂けるきのこは食べられる」

×「ナスと一緒に煮ると毒消しになる」 など

もし、キノコ中毒だと思ったら、すぐに医師の診察を受ける、 食べたものが残っている場合は、受診の際、持ってくるようにと呼び掛けている。

(長野放送)