防衛省の大量処分に「強い憤り」 自民小野寺氏、改善へ後押し必要

AI要約

自民党の小野寺五典元防衛相は不祥事による防衛省・自衛隊の処分に関して国民への負担増加に懸念を表明。

特定秘密の運用不適切が自衛隊の信用に影響する可能性を指摘し、改善を強調。

不祥事により防衛省が218人を処分、そのうち117人が海上自衛隊トップの海上幕僚長ら。

 自民党の小野寺五典元防衛相は13日、特定秘密の不適切運用やパワハラなどの不祥事による防衛省・自衛隊の大量処分に関し「国民に負担をいただく形で防衛費の増額をする方向の中、肝心の自衛隊員がこのありさまでどうなのかと強い憤りも持っている」と述べた。東京都内で記者団の質問に答えた。

 特定秘密の不適切な運用について「わが国の自衛隊の信用にも関わる」と指摘。改善に向け「日本の安全保障、防衛に穴があかないように、後押ししていかないといけない」とも語った。

 不祥事で防衛省は12日、218人(延べ220人)を処分した。うち懲戒処分は海上自衛隊トップの海上幕僚長ら計117人。