【速報】防衛省・自衛隊で相次ぐ不祥事受け218人の処分決定

AI要約

防衛省が不祥事を受け、関係者218人が処分されることが発表された。

処分の理由は特定秘密の漏洩、潜水手当の不正受給、自衛隊施設での不正飲食やパワーハラスメントなど。

トップ幹部の訓戒処分や懲戒処分が行われ、首相は防衛大臣に信頼回復を託す考えを示した。

特定秘密の不適切な取り扱いやパワハラなどの相次ぐ不祥事を受け、防衛省はきょう、関係者218人を処分すると発表しました。

きょう処分が発表されたのは、▼「特定秘密」の漏洩で113人、▼潜水手当の不正受給で74人のほか、▼自衛隊施設での不正飲食や、▼パワーハラスメントに関わったとされる防衛省・自衛隊の幹部や隊員、あわせて218人です。

このうち、安全保障に関わる「特定秘密」の漏えいをめぐっては隊員への指揮や監督が不十分だったとして、増田事務次官や吉田統合幕僚長など5人が訓戒処分となるほか、酒井海上幕僚長は今月19日付で辞任します。

各組織のトップが一斉に処分されるのは極めて異例です。

また、防衛省の内部部局では幹部の3人にパワーハラスメントでは初めてとなる懲戒処分がくだされました。

今回の不祥事について外遊中の岸田総理は謝罪した上で、木原防衛大臣について「信頼回復にあたってほしい」と述べ、続投させる考えを明らかにしました。