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ブロック塀倒壊で女児死亡 雨の学校で追悼式 大阪北部地震6年
2018年の大阪北部地震から6年が経過し、犠牲者を追悼する式が行われた。
女子児童がブロック塀の下敷きになる事故が発生し、安全対策の重要性が再確認された。
市長は地震への警戒感を呼びかけ、市民の安全を守るための取り組みを強化する意向を示した。
![ブロック塀倒壊で女児死亡 雨の学校で追悼式 大阪北部地震6年](/img/article/20240618/6670fd075a997.jpg)
最大震度6弱を観測した大阪北部地震から18日で6年となった。小学4年の女子児童(当時9歳)がブロック塀の下敷きになって亡くなった大阪府高槻市立寿栄(じゅえい)小学校で追悼式があり、浜田剛史市長や西田誠教育長らが黙とうした。
地震が発生した午前7時58分、雨が降る中、浜田市長らは正門前に設置された献花台に花を手向け、1分間の黙とうをささげた。事故は通学路に面したプール脇のブロック塀が約40メートルにわたり倒壊。登校中の女子児童が下敷きになった。三重県から訪れた40代の無職男性は「(同様の事故は)いつどこで起こってもおかしくない。どうすれば子どもたちが安全に学校に通えるか考えるきっかけにしてほしい」と話した。
その後、浜田市長は市役所で職員約110人を前に訓示。1月の能登半島地震や今後発生が予想される南海トラフ地震に触れ「大地震への警戒感を一層強め、強じんなまちづくりを推進する」と述べた。【面川美栄】