朝鮮人虐殺の追悼文でアンケート 都知事候補へ、送る意思あるか

AI要約

関東大震災後に虐殺された朝鮮人らを追悼する式典の実行委員会が、東京都知事選の立候補者に対し、追悼文の送付意思をアンケートすることを発表。

小池百合子都知事が追悼文を17年以降送付していないことに対し、批判が高まっている。

実行委員会の宮川泰彦委員長は、どの都知事でも追悼文の送付を望むと話している。

 関東大震災後に虐殺された朝鮮人らを追悼する式典の実行委員会は17日、衆院議員会館で記者会見し、7月の東京都知事選の立候補者に対し、毎年9月1日に行われる追悼式典で、知事として追悼文を送る意思があるかどうかアンケートを実施すると明らかにした。結果はHPに掲載し、有権者の参考にしてもらう。

 2016年まで都知事が寄せていた追悼文を、小池百合子都知事は17年以降送付していない。小池氏は「(追悼式典とは別の都慰霊協会主催の大法要で)全ての方々に哀悼の意を表している」としているが、実行委員会などが批判していた。

 宮川泰彦委員長は「誰が知事になっても追悼文を送ってもらいたい」と話した。