一番狭いところは幅1.8メートル… 米ワシントンD.C.の「極細」住宅をのぞいてみた(海外)

AI要約

ワシントンD.C.の住宅開発業者が、幅1.8メートルの極細住宅を建てざるを得なくなった背景を紹介。

都市計画法の影響で建物の大きさに制約があったため、価格が下がり57万265ドルで販売中。

業者は、81平方メートルの土地に住宅を建てるために数か月かけて設計を見直し、多くの人々の関心を集めている。

一番狭いところは幅1.8メートル… 米ワシントンD.C.の「極細」住宅をのぞいてみた(海外)

アメリカ、ワシントンD.C.の住宅開発業者は、一番狭いところでは幅が1.8メートルしかない極細住宅を建てざるを得なくなった。

都市計画法の影響で、広さ約81平方メートルの土地にはこれ以上大きな家を建てるのが難しかったという。

2023年7月に79万9900ドル(約1億2600万円)で売りに出されたものの、価格はさらに下がって57万265ドルになった。

ワシントンD.C.のある不動産開発業者は、現代的な家を建てるための小さなキャンバスを手に入れた。

かつて私道だった場所には、今では幅およそ3メートルの極細住宅が建っている。

2023年7月に79万9900ドル(約1億2600万円)で売りに出されたこの家は現在、約29%値下がりして57万265ドルで売られている。

Keller Williams Chantilly Venturesの担当者ジェニファー・ヤング氏によると、住宅開発業者のナディ・サムナン氏がこの広さ約81平方メートルの土地を購入した直後に都市計画法が変更されたので、家を建てる計画を取りやめるか、間取りを見直さなければならなかった。

「ワシントンD.C.の都市計画法に従いつつ、機能的で本当に良い家を建てるには、文字通り1センチ単位で正確な寸法を測る必要がありました」とヤング氏はBusiness Insiderに語っている。

Zillowの物件情報によると、サムナン氏はこの土地を2021年に20万ドルで購入した。

2本の路地に挟まれた私道に細い家を建てる方法を考えなければならなかったサムナン氏は、設計を何度も見直し、当局の承認を得るまでに7カ月近くかかったとワシントン・ポストに語っている。

「何度もあきらめたくなりました」

この極細住宅は多くの人々の関心を集めた。

「わたしのキャリアの中でも、Zillowで最も見られている家の1つです」とヤング氏は話している。

「確かに興味本位でのぞいている人は多いのですが、初めての住宅購入を検討している人や投資家も多いです。Airbnbに出したい人や大学生に貸したい人もいます」