1歳児の手届く棚に積み木放置、誤飲で全治不明の低酸素脳症に…保育施設の8人を書類送検

AI要約

2022年12月、徳島県北島町の保育施設で男児(当時1歳)が積み木を誤飲し、一時心肺停止になる事故が発生。

男児はのどに詰まらせる可能性がある積み木を飲み込み、低酸素脳症を負い、現在も治療中。

園長や保育士ら8人が業務上過失傷害容疑で書類送検され、全員が容疑を認めている。

 徳島県北島町にある保育施設で2022年12月、0歳児クラスに通っていた男児(当時1歳)が積み木を誤飲し、一時心肺停止になった事故で、県警は14日、当時の園長や保育士ら8人を業務上過失傷害容疑で書類送検した。全員が容疑を認めているという。

 発表では、園長ら8人は同月5日午後3時40分頃、園児がのどに詰まらせる可能性がある積み木(長さ3センチ、直径2・4センチ)を園児が手の届く施設内の棚に放置し、この男児がのみ込んだことで全治不明の低酸素脳症を負わせた疑い。

 施設では事故当時、14人の園児を5人の職員で見ていた。県警は現場にいなかった園長や責任者らは、積み木が放置されていたことを認識し、注意義務を怠ったとしている。男児は現在も治療中という。